山名 |
夏焼山 |
標高 |
1502.5m |
所在地 |
長野県南木曽大平峠 |
登山日 |
2007年7月7日 |
天気 |
曇り |
メンバー |
夫婦 |
コースタイム |
12:12 |
大平峠登山口 |
12:40 |
尾根筋分岐 |
12:50 |
夏焼山頂 |
14:00 |
県民の森/14:30 |
15:15 |
尾根筋分岐 |
15:30 |
大平峠駐車場 |
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コースタイムは鈍行です。
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夜明けの雨がいつの間にか上がっていた。雨予想の週末は山歩きの予定も無く、朝からパソコンの前。チラッ、チラッと窓外の空を見る。「何を食べる? ご飯、それともトースト?」。妻が起きて声を賭ける。そうこうしているうちに10時を回って「どこへも行かないの?」の声にやっと腰を上げた。「出かけよう」。
北へ行けば天気は安定するだろう。
中央道を運転しながら中津川ICを下りて行き先が決まった。久し振りに大平峠から夏焼山に登って見よう。昼から登山だから、県民の森を周回すれば3〜4時間のそぞろ歩き。木曽川読書変電所の信号を右折し、妻籠宿を通り過ぎてつづら折れの山道を大平峠へ。
峠の駐車場に車を停めて、トイレを済ませてから登りに掛かる。春のマイヅルソウやチゴユリの姿は無く、マルバフユイチゴの白花が登山道脇にチラホラ。おきまりの黄色いニガナ以外に花は無く、花の端境期に入っている。きつい登りも長くは無く尾根筋にぶつかる。これを左折して間もなく夏焼山に着く。曇り空に山頂こそ見えないが、南木曽岳が眼前に大きな存在を鼓舞している。カンタンにウイダーで栄養補給して周回路に入る。この山域は自然林が美しい。針葉樹と広葉樹の混交林だが、落ち着いた雰囲気をかもし出している。稜線の東伊那側は県民の森で、西木曽側の林下には笹薮が発達している。この一帯に群生するギンリョウソウは純白で実に美しい。なだらかなアップダウンをふたつ、みっつ繰り返すと分岐があり、右折すると県民の森に降りる沢沿いの散策路。森林浴を味わいながら管理棟に向かう。
小さな池の畔のベンチで軽く昼食を済ませてから湿地の板道をたどって周回路に入る。アザミ、ムラサキツメクサ、ウマノアシガタ、ヤマオダマキ、アヤメなどを見つけながら、写真を撮りながらゆっくり歩く。次第に登りは傾斜をきつくするが疲れるほどではない。この山は訪ねる人が少ない。今日は誰とも会っていない。結局、峠の下り道で山道を整備している地元の人、ひとりに会っただけで駐車場に戻った。この時期は虫が多い。防虫ネットは必携品。妻は何箇所もブユにかまれていた。
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