キンランとカザグルマ カメラ片手の山歩き

キンランとカザグルマ
2008年5月17日
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カザグルマ【風車】
キンポウゲ科・センニンソウ属・絶滅危惧2類
日本原産種であり、19世紀に西洋に持ち込まれてクレマチスが生まれたという説もあるが
古くから中国原産種もあったことだし、ホントのことは分かりませんね。


キンラン【金蘭】ラン科キンラン属・絶滅危惧 VU類


2008年5月17日 晴れ
瀬戸から恵那へ


山仲間のUちゃんから「咲いてますよ」のお誘いに乗り、出かけました。エキスポ開催時、インタープリターのお嬢さんと歩いているときにキンランを見かけた。そのとき以来、3年が過ぎた。

案内された場所は別だった。「昨年は二株咲いていたのに」。今年は一株だけ。どこに行ったのだろう。キンランは移植は難しいと言われている。絶滅危惧種にあげられているので大切に保護したいものである。その後、三年前に歩いたルートをたどってみたが、見つけることはできなかった。その当時も二株あった。

C大学のM助教授が「カザグルマが咲き頃でした」と言っていたのを思い出し、恵那へ向かうことにした。Uちゃんにはお初の野草だから喜んでもらえるだろう。カザグルマは大輪なので、目の悪い僕でも遠くから分かる。沢筋の日当たりに群生している。白い花は繊細で痛みやすい。半分近くアバタも笑窪の状態だったが、選りすぐりを狙って撮ってみた。

この山域は不思議とハルリンドウが多い。今が最盛期で至る所から顔を出す。雑草のように咲いている。この花は撮り飽きているのでパスする。足で踏みつけることもしばしばだが、僕たちの行き来で分布範囲を広げているのかもしれない。

「ハルリンドウとタテヤマリンドウは、どこで見分けるのですか」と訊いて見たら「花が1センチ未満の小型ならタテヤマリンドウにしておきましょう」という教授の答えが返ってきた。それからは亜高山や高山で見かける小型のハルリンドウをタテヤマリンドウと言うことにしました。


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