2008年7月5日 晴れ
愛知県豊田市面ノ木
天狗棚から1200高地へ
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夜には娘が帰ってくるので近場を軽く歩くことにした。稲武を右折して面ノ木園地に車を停め、天狗棚の稜線伝いに1200高地を目指した。
名古屋は朝から蒸し暑かったが、標高千メートルの高地はさすがに涼しい。ビジターセンターへ通じる地道脇の広場に車を停めて、落葉樹と針葉樹の混交する天然林の中を歩き始める。ササユリが顔を出している。ヤマアジサイやコアジサイも点在する。緩い登り道に鉄梯子がかかり、急登すると天狗棚の展望台に飛び出る。ヒメウツギやヤマボウシの白花が展望に変化をつけている。奥三河の山並みが幾重にも影を落としている。
以前、恵那で見かけたバイカツツジが咲いている。この稜線は変化に富んだ樹木が出迎えてくれる。軽いアップダウンを繰り返しながら、時々据えられている熊除けの一斗缶を叩きながら、新緑のブナの原生林で森林浴を楽しみながら、バイケイソウの湿地帯を通り抜けて右の斜面をひと漕ぎして1200高地の山頂に着いた。展望はないが、緑に囲まれた静かなたたずまい。ここでゆっくり食事をしながら歓談した。
帰路は天狗棚から面ノ木峠に下り、園地に待たせておいて、駐車場所までひとりで舗装路を駆け下りた。さすがに汗が噴出してきた。
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