南木曽岳 カメラ片手の山歩き
南木曽岳のタケシマラン
1676.9m(なぎそだけ) 2010年5月30日
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タケシマランが咲き始めている
イワカガミが登山路のあちこちから顔を覗かせる
自然林や直径1メートルもあるヒノキ、サワラ、コウヤマキの天然林の森は趣き深い
ウスギヨウラク・キョウマルシャクナゲ・南木曽岳マップ
●2010年5月30日 南木曽岳
木曽にはヒノキの天然林が多い。南木曽岳も同様で、登山口からミズナラ、リョウブ、ウリハダカエデ、コシアブラなどの二次林に、ヒノキやサワラの高木が混じって鬱そうとした森を形成している。高度を上げるにつれてヒノキの天然林が占めるようになる。直径が1mもあるヒノキやサワラは数百年の樹齢で圧倒する。
森が深い分、林床の野草は少ない。林道ではヒメシャガを見たが、森の道に入ると、この時期は少ない。バイカオウレンはガクだけを残している。5月中旬までは群落する様は見事だろう。標高1,000mぐらいになると、イワカガミが道脇に色を添えるようになる。
今日はタケシマランに会いたくて訪れたが、今年は遅れているようで、山頂手前でやっと二箇所、花を咲かせている株を見つけた。写真を撮りながら昼食タイム。朝9時に出発し、下山したのが午後3時。時間を忘れて歩く花旅は牛歩の6時間を要した。
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