100年企業を育てるセミナー解説no3

100年企業を育てる経営戦略セミナー解説

No.3 経営課題/ブレない経営line 体制を盤石にする企業コンセプトの成文化line

理念、ビジョン、戦略方針、事業ドメインなどの成文化。迷ったら原点回帰できるコンセプトを固めて全社に周知徹底し、面従腹背の悪弊ダブルスタンダードの余地を作らない。

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3-1.理念の3要素 「理念が描けない」人は経営学を学び直し人間力を高めてください。会社を私物化している人が描けないのは当然です。財務を公開してから作って下さい。理念とはステークホルダーへの企業の約束事です。内部統制の核とし広く社会に宣言するものです。自利利他の心で、スマートにすらりと読めて記憶に残るものを作ってください。感動が共感を呼ぶ明文化を考えて下さい。

3-2.三つの哲学組織的な企業は、ひとつの社会を形成しています。遵法精神や公正取引を基盤とした経営活動を通じて、理想的なあるべき姿を定義し社会的責任を果たします。経営哲学と仕事哲学は似て非なるもの。理想論と現実論の違いで混同すると分解します。仕事は競争環境にありハードワークは必然。ブラックが問題視される昨今です。労使の哲学対話理解が重視されます。

3-3.三つの満足近江商人には「三方よし」という企業理念がありました。仏教用語に「自利利他」の心があります。「利」を「満足」に置き換えて、三つのフレームワークで考察すると利害関係がよく理解でき見える化できます。豊かなコミュニケーションが解決の道です

以上の三つのフレームワークで企業の理念を考察し議論する場を設けて下さい。少なくとも一年に一回は各職場で議論するべきです。企業の理念と個々の従業員の人生観に狂いが生じると袂を分かちます。信頼が帰属意識を高めます。より善い人間関係の構築が未来志向の源泉です。

頼りにしていた腹心が突然辞表を出した。裏切られた思いである。よくあることですが、原因は自利利他の心遣いが互いに足らなかった結果でしょう。去る者追わず。働くことの価値を見つけ、仕事にやりがいを感じ、待遇に満足していれば、去ることはないでしょう。

3-4.近未来に明るいビジョンを掲げる理念は抽象表現になります。理念経営を全うするために、可視可能なベクトル上の未来に道標を立て具体的にビジョンを設定します。顧客満足、社員満足、会社満足の三方よしのワクワク目標をBSCのフレームでバランスよく定義して下さい。一例
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3-5.事業ドメインの再定義ドメインとは事業領域であり、年に一度は再定義すべきです。歴史ある企業ほど多角化が進み事業ドメインが膨張して部分最適が損なわれていきます。広がり過ぎによる部分収益悪化が全体に影響します。選択と集中で収益が確保できない領域を捨て将来的に有望な領域を選択して最適化を図ります。
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ドメインの定義が曖昧だと、経営活動のムダなコストが放置される商圏定義が曖昧だと、勝手に遠地に出張する営業。成約できても効率悪く、長続きしない。
商品定義が曖昧だと、勝手に新商材を仕入れる購買。在庫アイテムが知らないうちに倍増。
開発定義が曖昧だと、好きなだけで勝手に商品開発。下手な鉄砲は数撃っても当たらない。


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