経営基盤を固める指針の策定 経営セミナー解説no3
長寿100年企業づくりを応援します
飛躍のチャンス 2018経営セミナー 詳細解説line 3.経営基盤を固めて組織の活性化line

少ないルールで効果的に組織人材を統率ルールは少ないに越したことはない。国でも問題になっている岩盤規制は自由度が奪われるので経済活動が鈍くなります。企業活動も同じで、ルールが煩雑では鈍足になります。活動スピードを落とすことのない、単純明快なルールの策定に注意を払いたいものです。

もしかして?、会社の組織効率は30%かも企業の経営活動において、いろんなミス・ロス・ムダ・ムリの全くない理想の状態を100%とすると、あなたの会社は何%でしょう? 80%以上なら優秀な企業でしょう。例えば報告や連絡が迅速でなかったり、期日を守らなかったり、忘れたら、どれだけのロスが発生しますか?

5Sの2S(整理整頓)はミス・ロス・ムダの巣窟「探し物は何処ですか?」。デスク上に平積みされた書類の山はロスの象徴です。目当ての書類を探すのに何分かかるか。探す時間は仕事ではなく単なる怠慢のロスです。書類の9割は不要物の処分対象であり、残りを探しやすくファイリングすれば数秒で探し当てられるはずです。

以下のルールは壁に貼りたいものです。
5S

書類はデータ化が進み、IT化に積極的な組織では紙資料や書類棚が消え、欲しい資料はサーバからそれぞれのPCにダウンロードできたり閲覧することができます。スペースの節約、エネルギーの節約、時間の節約で、組織効率を高めています。

当り前のこととは何でしょう?よく耳にする「当たり前のことを当たり前にやろう」というスローガン。当たり前を常識と捉えている経営者は落第です。百人百様のパーソナリティでは常識は通りません。上図の5Sのように、当たり前のことをルール化しなければ組織の活性化は望めません。


経営基盤の整備で組織の活性化を図る経営基盤は、以下の3つのフレームワークで整備することをオススメします。
コンセプトワークは経営の要です。これをベースに経営活動の循環強化ルーチンを風土化させることで持続成長の道を歩むことになります。これを支援するルールを順次策定してください。

経営基盤の整備

循環強化ルーチンが、毎年、毎月、規則正しく実行されれば、必ず組織は活性化され成長していきます。経営計画のありたい目標を叶える戦略アイデアに沿って行動計画を立て、遂行する業務を分析して評価し、問題を解決させるPDCAが風土化されることに努力して下さい。

小規模企業など10人未満の企業は就業規則の提出義務がないからと策定していませんが、労使の信頼関係を築く上にも作ることを推奨します。中小企業の人手不足対策には、就業規則で働き方改革による待遇改善を図り、厚労省の助成施策を活用することも可能です。

優先順位を決めてルールをコツコツ整備したいたとえ創業者が個人業であろうと、経営基盤を整備しないと広い世界では漂流しかねない。広い視野に立って経営の目的を定義しないとジリ貧が待ち構えている難しい時代。志や夢を未来に託す限り、組織的に経営基盤を固めるための各種指針は明文化して見える化すべきです。

以前、30代の若手経営戦略塾会員が「経営理念は必要ですか?」と問い掛けてきました。「必要と思う時期が来るはずです」と応えていたら、最近「理念を作ったので見て下さい」とのこと。20人以上の組織になった社員との意思疎通、離反などで悩んだ結果の策定でした。

内部統制の緩みで大企業でも事件が頻発しています。経営理念、ビジョン、戦略方針、経営計画、服務規律を定める就業規則、人事制度、教育研修制度、内部統制マニュアルなど、企業の成長と共に整備しなくてはならないものを怠ると、致命的な落し穴の危険が待っています。


タイムスケジュール10:00 開講 守秘義務宣言 自己自社紹介
10:30 経営基盤とは、企業のありたい姿を実現するためのルールやプランを定めること
11:00 ルールは少ないほどいい。ルールプランリストから最小限必要なものを選んで下さい
12:00 休憩・昼食
13:00 意思決定とホウレンソウが迅速な、5S風土化組織の整備
14:00 経営基盤の核は理念・ビジョン・戦略方針・経営計画・活動指針
15:00 経営基盤強化の要素はヒト・モノ・カネのバランス最適化
16:00 各種ルールの策定による効果を予測する 今年度の効果目標は? 質疑応答
18:00 閉講 ※以後、希望者にて懇親会

※研修概要資料は事前配信します。
※研修テキストやエクセル標準書式は当日配布します。



「ローマは一日にして成らず」。経営基盤の整備も同じです。組織が健全に機能するために、優先順位を決めて、ひとつずつ計画的に根気よく作り続けて下さい。問題が発生し、解決するときに、どんなルールを作れば解決するか考えることも大切です。

ルールが守られない、組織が機能しないトップダウンの指揮命令系統とボトムアップのホウレンソウ系統がよどみなく流れないと、経営損失は膨大です。目に見えないコストの損失は20%、30%にも膨れ上がっています。原因の多くは「まあいいか」とラクな自分勝手なルールで決められた業務手順を無視することです。

個々のルール違反を放任すると、組織の統率力は削がれ、全体最適はどんどん低下していきます。面従腹背の自分だけ個人主義はご法度です。信義を問う前に信念を確認することです。経営理念という崇高な目標を掲げた以上、それに向かう心構え、つまり信念を問うことです。

信念とは、正しいと信じる自分の考えであり、行動の基礎となるブレない態度です。理念的行動と信念のブレを見つけ悟らせることが大切です。全ての組織人は、理念にマッチする信念を持って業務に専心することです。理念に合わせる全体最適を、経営基盤で整備して下さい。


経営基盤を整備する目的は持続可能な成長発展です企業の平均寿命が30年と言われたのは過去の話。変化の現代は短命化しています。30歳で起業しても60歳で寿命となると、人生、お先真っ暗です。経営も継続は金です。経営人生を全うして、次世代の後継者に夢をバトンタッチすることが、経営者の真価です。

基盤の未整備は非効率の温床。成長推進力を高めるために、ぜひ、一日、セミナーで整えるべきことを考えて下さい。理念、ビジョン、戦略、計画は組織活動の基本指針です。
大切なことは「絵に描いた餅」にしないこと。明文化して組織で共有「見える化」すること。


▼経営セミナーは個別研修に切り替えました複数の受講者では、それぞれの抱える課題を掘り下げることが消化不良になるので、2019年から個別指導に変えました。マンツーマンで理解を深め、企業の風土に見合った無理のない身の丈の解決策を、腰を据えて練り上げていきます。強固な経営基盤を築き上げましょう。
                    ▼▼▼
個別研修