経営企画「BSC脳」

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BSC脳-1

BSCはバランススコアカードの略語で、新しい画期的な経営理論です。決して難しいことではありません。従来の財務に偏った経営計画の目標管理では、達成への対応策が不明確です。BSCでは、財務→顧客→業務→人材の四つのプロセスで目標達成の道を促していきます。

財務の売上目標を達成するためには顧客の受注件数を○○件獲得するそのためには生産性を上げて納期短縮と価格低減〇〇%で顧客満足度を高めるそのためには人材の能力開発でカイゼン提案制度を導入して現場力の活性化に集中する。という論理思考法の一例です。


BSC脳-2

BSCの四段論法「桶屋ストーリー」は人材を賢く育てます。ストーリーを描くことを苦手とする人は多く、その手助けとして四つの視点で問題解決を図ります。経営の理解や納得には、四つの視点で、人材→業務→顧客→財務のプロセスで完結させる論法が説得に役立ちます。

一例として、営業担当が上司に願い出ました。「仕事に役立つからタブレットを買って下さい」上司の即答は「暇な時間にSNSやゲームを楽しむだけだろう」で終わり。賢い社員ならBSCの桶屋ストーリーで説明し、具体的にはシナリオで補足します。

「営業利益を半年で倍増しますからタブレットを買って下さい」と結論を先に言い「パワーポイントの作成法とプレゼンスキルを課内で勉強し、タブレットで訪問提案営業すれば、顧客成約率は確実に10%アップし、二ヶ月で先行投資分は取り戻せ、半年で目標を達成します」。

おまけに営業報告は場所を選ばないので、客先から車から電車から、スピーディにできます。
桶屋ストーリー論理思考法はBSC経営塾のオリジナル研修です。


BSC脳-3

売上高は見栄の指標、真の指標は営業利益、人材の能力指標は時間当り付加価値額。
生産性は最重要業績評価指標(KPI)です。何時間でどれだけ作ったか。生産業務×人材=能力の実力指標になります。生産性がコストリーダーシップ戦略で勝てる唯一の指標です。

手段としての業務プロセスの視点に注力することです。後方支援を欠かすと進みません。戦略で言えば兵員と武器を最適化する総合兵力とエネルギー補給です。人材の視点で知恵の発想力が問われます。知恵を持続させる手法にカイゼン提案制度は有効です。

目的の財務、目標の顧客の指標は、業務の指標の結果です。業務の成果に依存します。これらは重要目標達成指標(KGI)として表される経営プロセスの最終評価になります。


BSC脳-4

ビジョン、経営計画、戦略マップの策定は当たり前の準備作業ですが、設定したあるべき姿を実現させるためにアクションプラン(行動計画)は必須です。月次の行動目標を設定して、日々の活動、毎週の振り返り、月次のPDW循環目標管理で活性化を進めて行きます。


BSC脳-6

中小企業白書に掲げられる経営課題を一つずつ解決することは無理です。国民政策金融公庫のデータを参考に、近況も含めて私なりの経営課題を挙げてみました。これをバランススコアカードの四つのフレームに整理して、戦略マップを描いてみました。

人材と変革の視点で課題解決委員会を設置し、事前にやるべきことの計画を立て、業務プロセスの視点で各部門の戦術や作戦を具体化すれば、顧客の視点、財務の視点へベクトルが収束されます。全体が俯瞰でき、経営プロセスの目的が納得できるマップによる見える化が大切です。


BSC脳-5

最もスマートでシンプルなBSCアクションプランによる業務改革は、思ったよりスピーディに効果を上げます。一年続ければ、必ず満足できる成果が得られます。BSC経営塾では二日間で修得できる研修を毎月二回開催しています。是非、お試しください。

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