山名 |
三方分山 |
標高 |
1422m |
所在地 |
山梨県・精進湖 |
登山日 |
2005年12月10日 |
天気 |
快晴 |
メンバー |
4名 |
コースタイム |
08:05 |
精進湖駐車場 |
09:15 |
パノラマ台/09:45 |
11:45 |
三方分山/12:30 |
13:45 |
精進湖駐車場 |
03:00 自宅発
06:15 田貫湖
07:30 本栖湖
女坂峠
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田貫湖の日の出を撮影してから、朝霧高原を北上しつつ、富士山に隠れる太陽の状況を観察。雪煙がシルエットの輪郭に浮かび上がり、そこに飛行機雲が描かれる。路側帯に車を停めて撮影。その後、日の出前の本栖湖南畔に回り込み、富士山のダイヤモンド発光を待つ。雪煙を舞い上げる富士山の左肩に、うまい状態で朝日が出た。
今日は精進湖を中心に山を歩く。村営無料駐車場に車を停め、パノラマ台下から登山道に入る。なだらかな山道は整備されていて歩きやすく、落ち葉の絨毯が心地いい。10分も歩くと、陽の当たらない斜面に雪が現れ、登山道も覆うようになるが、サクサクと歩きやすい。妻のペースに合わせて歩く。ゆるやかなジグザグの道は、稜線まで標高差400m。小一時間で稜線分岐に着く。ここを左にとって雪の中を歩くと10分でパノラマ台に出る。快晴の青空に雄大な富士山のシルエット。風のない日溜まりで朝食を食べる。千葉から来た夫婦がいるだけの静かな展望台からは、尾根伝いに一昨年訪ねた烏帽子岳も眼下にある。北から南までは遮るものが何もない。西側は、疎らな樹林に南アルプスを梢越しにうかがう程度だが、今日は雲に隠れている。充分の休憩と撮影タイムの後、引き返すことにした。
パノラマ台にて
パノラマ台から北方を望む。左が三方分山。右下が精進湖。
分岐まで引き返し、そのまま稜線を北上する。距離はさほどでもないが、登山ルートは稜線沿いを忠実にたどっているため、小さなアップダウンが多い。ブナ、ナラ、リョウブやマツなども混在する自然林の中を歩く。沢から吹き上げる冷たい北風が気持ちよく、汗もかかない最高に気分のいい山歩きだ。寝不足の妻はバテ気味だが・・・。女坂峠の逆コースをたどるにぎやかな団体とすれ違い、急な下り坂の鞍部に精進峠がある。地図には記載されていないが、右に下れば精進湖駐車場へのショートカットルートらしい。
ここからの登りが少しきついが、小さなアップダウンを再び繰り返して、最後の登りになる。頂上と思った祠のあるピークは、ニセで、1409m地点。山頂は近そうで遠い。更になだらかなダウンアップで、広い山頂に着いた。切り開いたものと思われる展望は、精進湖と富士山だけが見える。その展望が眼前に広がる、風よけの南斜面に陣取って昼飯を食べることにした。珍しく、一日中富士山と対面できている。ここからは、女坂峠から精進湖へ下りる1時間少々の歩程だけなので、小春日和の自然をゆっくり満喫することにした。
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