2007年6月3日
木曽駒東麓自然林・沢筋遡行
標高1400〜1700m
06:00 自宅発
09:00 日義道の駅待ち合わせ
09:30〜16:10 木曽駒東麓徘徊
18:45 自宅着
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念願が叶って日義・道の駅で待ち合わせた。木祖村の野草博士K氏と白樺平の仲良しNさん。先週も木曽福島の講演でお世話になっている。今日はKさんが秘密の花園を案内してくれる特別の日。年甲斐もなく興奮している自分はひとりウキウキ。
Kさんの車に乗り換え、一般者が入れないゲートを開けて未舗装の林道へ。標高1,400mの林道終点に車を停めて歩き出す。登山道があるわけではないが、踏み跡ははっきりしている。ナビゲータのKさんを先頭に女性をはさんでしんがりを歩く。沢の左岸沿いにたどると、すぐに渡渉箇所。雪解け水が飛沫を上げている。倒木1本の上を綱渡りよろしくおっかなびっくり。無事に通過して右岸斜面の踏み跡をたどる。二次林は新緑に萌えてため息が出るほど美しい。
この道を「ツバメオモトの山路」と名づけたい。掲載した写真の通り、いたる所から顔を出す。スミレはタチツボだけだが、ズダヤクシュ、ミヤマカタバミ、ワチガイソウなど、深山の野草が遅い春を謳歌している。30分も歩くと突然、沢音が消える。昔の崩落が沢を埋め、伏流台地を形成しているとのこと。ここが野草の楽園の入口である。古いカラマツの人工林は巨木化し、ハウチワカエデなどの落葉樹も育っている。下草が育つ土壌が形成されているようだ。少し登ると、森はサワグルミ、サワラ、カツラ、ミズナラの混交林に変わる。相変わらずの森林浴は気分いい。小広い枯れた沢に陣取って昼食をとることにした。山菜をツマミにビールで乾杯。
この楽園を徘徊して野草を愛でた。遅い雪が降ったためか、時期的には少し開花が遅れている。10日も経てば、花盛りを迎えよう。
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