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番号 030606 こんなことを言ったら、世の中の男性の非難の的になりそうだが、最近は女性のほうが強いようだ。特に若い女性のウーマンパワーはスゴイ。

25才の若さで独立創業。

二十歳で語学専攻の短大を卒業の後、あさひ銀行に勤めたが、社会人として何かもの足らず、青春のひとときを転々と渡り歩く。フィラデルフィアの留学時代に自信を得た語学を生かしたり、逆に日本語の先生をしたり、秘書としてITベンチャー企業にも勤めたが、お茶汲み仕事には満足できなかった。勤めるかたわら学び始めたのが台湾式リフレクソロジーである。そこに至った経緯は聞き忘れたが、独立心の強い奈津さんの性格から考えれば、なるほどとうなずける。スクールを卒業後ヒルトンホテルに籍をおいて実戦経験を積む。サービス業の基本は顧客対応にある。お客様の態度や会話の中から、一人ひとりへの繊細な対応が望まれるからだ。そんな毎日を送りながら夢をふくらませ、25才、区切りの年に親に頼んだ。

「お店を出すからお金を貸して」。
お店を作る事業資金の三分の一は自分で貯めた。残りは親頼みである。彼女の行動力はすでに折紙付き。考えたら即、実行する娘の性格を知っていることと、その情熱に負けたかは定かでないが、親の承諾を得て決行に移る。純粋名古屋人である彼女の実家は港区にあり、その親元が根城である。地下鉄に便利な場所を求めていたら、大須に行き着いた。

西大須交差点から北へ、一本目の筋を西に入った右側に「大須足まる」はある。玄関を入ると、目ざとく挨拶の言葉がかかる。案内された中国製籐椅子に腰を下ろして見回すと、落ち着いた和風のたたずまいに竹をあしらったインテリアで統一され、癒し系の中国メロディーが流れている。彼女のこだわりが伝わってくる。開業してから一年半が経過している。平日の昼過ぎに訪れたが、一人の客が帰り、対談中に新しい客が来た。彼女を含めて3人のスタッフがいる。「石の上にも三年」と、よく言われたが、彼女のプランも三年の黒字化が目標のようである。目まぐるしく変わる現代の市場環境は、三年のうちにも微妙に変化していくだろうが、持ち前の向学心と行動力で乗り切っていくことだろう。

疲れている現代人の「元気を再生」することに、若さとパワーと女性の細やかな心で施術する。時代が求める心身の健康に役立つよう、これからもいろんなメニューが盛り込まれ、地域の人に喜ばれるお店になってほしい。
「結婚は?」という言葉に「今は考えていません」。


「心の奥の方から、優しい気持ちが溢れてくる。そんな時間を・・・」 神谷 奈津

【リフレクソロジー(反射療法)とは】
足裏には数多くの反射区が集中しており、内蔵の働きを整える自律神経と密接につながっています。そこを刺激することで「気血水」の流れを正常にし、人が誰でも本来持つ「自己治癒力」を最大限に引き出そうとするものです。また「気血水」の流れが良くなると全身の疲労感が取り除かれるだけでなく、自律神経のバランスも整うため、高いリラックス効果が期待できます。まさに「心身」共に元気になれる。それがリフレクソロジーです。
※気=エネルギー、血=血液、水=リンパ液

掲載日 03/06/06
名前 神谷 奈津さん
URLリンク http://www10.ocn.ne.jp/~sahimaru/
プロフィール 台湾式足裏・全身リフレクソロジー
大須足まる経営者
名古屋市中区大須1-34-39
Tel.052-223-2332
営業時間/10:30〜20:00年中無休