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番号 030616 今回初めて、インターネットからのご紹介で訪ねました。取材日はあいにくの土砂降り。ワイパーが役に立たないほどのにわか雨である。前情報がないので、ちょっと戸惑いはあったのですが、明るい笑顔で出迎えてくれました。5年前に念願が叶って、ここ近鉄烏森駅近くの、通りに面した場所に店舗を兼ねた自宅を建てた。

二人三脚で築いたお店
陽川澄子さんのにこやかな表情とは違って、ご主人は頑固な職人を連想できる雰囲気だ。一見全く異なる性格の持ち主が、22年前に結婚して子宝に恵まれつつ、同じ顔を付き合わせながら二人三脚のお仕事である。「飽きない?」の意地悪な質問に、スラリと応える。「信頼してますから」。
サンジュエリーという店を開いている。ジュエリーのリフォーム、いわゆる宝石の修理屋さんである。彼女が営業役で、ご主人が修理役。会話の中から、夫の技術を高く評価し、伴侶としても絶大な信頼関係が伺える。お互いの領域に入り込まず、お互いを認め合っているから、二人三脚の理想形が成り立つ。この原稿をまとめながら、我が身を振り返って反省、反省である。

会話とアフターケアーが信頼を生む。
取材した時のリビングルームが、彼女の楽しい仕事場である。お客さんとお茶を飲みながら、世間話をしながら、時には好きな趣味の話しに時を忘れることもあるが、会話を楽しみながらお仕事をしている。会話の中にお客さんのニーズを読みとり、それを以心伝心のご主人がカタチにする。
元来、寂しがり屋さんだという彼女は、人と一緒にいるのが好きであり、その延長がおしゃべりになるらしい。一家団らんでおしゃべに付き合うご主人は大変だろうが、お客さんとの間では信頼関係はバッチリ深まるようである。夫の技は妻のお墨付き。その上に品質、価格、顧客志向を織り込んで満足度を高めている。宝石の命は永遠ではない。珠磨かざれば、の例え通りにリフォームが、美しさを再生してくれる。だからアフターケアーが大切であるという。できあがった宝石には子供のように愛着が湧くそうで、それがアフターケアーにつながっているようだ。
「宝石を通して、心の豊かさをプレゼントしています」。
自信ある言葉を聞いて、お店を後にした。この夫婦にはジェラシーを憶えるほど、うらやましさを感じている。お幸せに。

掲載日 03/06/21
名前 陽川 澄子 さん
ようかわすみこ
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プロフィール 宝石リフォーム 加工・販売
Sun Juely サンジュエリー
名古屋市中村区烏森町8-717 〒453-0855
Tel.052-482-1324