ナショナルチームの一員としての誇り
頂点に立つということは、ひとつの事を極めたとも言える。その誇りが自信にもなる。中部大学は、フライングディスクでも優秀な選手を日本代表として数多く送り出している。そのナショナルチームの一員として、歌奈子さんも世界へ羽ばたいたのである。大学の三浦学監は私の高校時代の恩師でもあり、ついつい話が横道に逸れてしまったが、うれしそうな会話の中に、充実した学生生活を通じて得た価値ある足跡がうかがえた。私の持論ではあるが、若い頃はスポーツ系の部活でもまれるほうが、社会に出てから役に立つ。ましてや核家族化、少子化の現代では、学習塾に通うより価値が高いと思う。
卒業後、いったんは事務職として会社勤めを始めたが、フライングディスクを続けたいこともあって、制約を受けないバイトなど転職を繰り返し、人の勧めで、ここアクトスに落ち着いた。とは言っても３年前の瀬戸店に始まり、桑名店、大府店を渡り歩いて、この４月にオープンした名古屋インター東店に今は落ち着いている。

健康な身体づくりを応援したい
アクトスのフィットネス部門を任されている彼女は、トレーニングマシンの正しい使い方を指導したり、会員さんと話し合いながらメニューを作って、身体作りをサポートしている。ゴルフ、サッカー、山登りなど、趣味としてのスポーツをより楽しく過ごすための体力作りや、病後のリハビリなどメニューは様々であるが、対話の中から一緒にメニューを作り、目標に向けてのアドバイスにも心配りはぬかりない。会員さんは１５才から８０才代まで幅が広い。そんな皆さんからの笑顔やお礼の言葉で、元気をもらっていると言う。これからはますます高齢化が進むので、健康をテーマにしたコンディショニング系のレッスンを強化したいという。このことでは会社の方針と合致しているので、仕事への生きがいを感じているという。
「人にやさしくありたい。人の気持ちを理解したい。」という彼女が望むことは、
会員さんが笑顔で帰って行くことだそうである。