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番号 040311 瀬戸の作業場を訪ねたのは節句の十日ほど前だった。写真で紹介した「キャンドル雛」が好評とのことで、火を灯してくれた。朝方から雪がちらつく寒空だったので、ほのぼのとした温もりを感じる。伝統的な風習がガラスに映し出されると、お雛様がメルヘンの世界で楽しそうに笑っている。女の子を持つ親なら、きっと部屋に飾りたくなるインテリア。このようなガラス器の絵付けには、サンドブラストの技法が使われる。透明なガラスにマスキングテープで絵柄を描き、サンドを吹き付け、不透明感で絵付けする。吹き付けの強弱で凹凸感も出せ、色付けで雰囲気を盛り上げていく。自分でも造りたくなる手作りの工芸品である。

もうひとつの
サンドブラスト

斉藤さんは圧力鋳込みの磁器を作っている。和皿をメインに料理屋さんに出荷している。昔から瀬戸は陶磁器の産地で、海外へも輸出されていたが、今では極端に落ち込み、地場産業としては厳しい時代を迎えている。これまでの経験を生かして、何か他への展開が図れないか。そんなことを試行錯誤していた二年前、サンドブラストを知り、大阪へ見学に行って、もうひとつの仕事を始めることになった。食器としての磁器を作っていたが、ガラス製品を扱うことにより、インテリア、建築業界にまで市場を広げることができる。パートナーの美代子さんとお嬢さんの手を借りて、今ではここに掲載する作品を送り出している。「まだまだこれからが正念場」と言う斉藤さんだが、旺盛な探求心で新たな道を開拓して行くことでしょう。
サンドブラストを体験したい人は、遠慮なくお電話ください」。
10人までなら体験教室が開けるそうで、皿かコップの材料込みで、1500円でOKとか。小学生から楽しめるそうです。

快活な斉藤さんは関東の茨城県出身。工業化学を専攻した彼は、大学卒業と同時にセラミック産業都市、瀬戸の企業に就職。美代子さんとは職場で知り合う。結婚と同時に独立して起業し現在に至る。二女の親は仕事場で仲睦まじく一緒に仕事をしている。

掲載日 2004年3月9日
名前 斉藤 俊郎 さん
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オプアート・サイトウ
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