名鶴ひとみ・ステージングダンス　あの街この人

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番号	040728	健康であることが信条の美人アーティスト歳を感じさせないキビキビした動きと、初対面なのに距離を感じさせない柔らかい物腰のスリムな美人。これが中部大学の三浦学監に紹介されたときの印象。それから一ヶ月が過ぎ、多忙な名鶴さんのスケジュールを割いて強引に訪ねてみた。ナディアパークに近い名古屋のど真ん中に、彼女の名鶴ひとみステージングダンスがある。ここでバレエやジャズダンスを指導し、多くの有能なアーティストを送り出している。スリム美人は５０を過ぎても４５キロ。ダンサーたるもの余分な贅肉は禁物と、４２キロまで体重を落とすメニューをこなしている毎日だそうだ。筋トレ、ストレッチを欠かさず、ベジタリアンな食事メニューは野菜とフルーツのみ。朝食は生野菜ジュースにフルーツの盛り合わせ。お昼の弁当は手作りの野菜の煮物、生野菜と玄米ご飯。夜も似たような献立で、肉類は魚も含めて御法度とのこと。ダンサーは身体が資本。一流を成した人だから言える、自分自身にも厳しい健康配慮の生活習慣は、常人では真似できるものではない。贅沢になり過ぎた日本の食生活は、西洋に似て肥満体質を産み出している。人間の一生にとって、最も大切なものが健康。健康であるためには、太らない体質づくりを信条としたいものである。名古屋から世界にむけて、いい作品創りをしたい「文化不毛の名古屋」と言われた時代がある。今でも東京、大阪に比べると、名古屋は大きく水をあけられているのが本音だろう。このことは名鶴さん本人が痛いほどよく分かっている。同期の小柳ルミ子たちと宝塚の大舞台を経験したものにとっては、歯がゆく、いたたまれなかったのだろう。地元名古屋にダンススタジオを開設してから２０年以上が経過している。彼女は熱っぽく語る。「子供から指導教育したい」。クラシックバレエで基本をマスターさせ、忍耐力を養い、子供の素質を大きく花開かせたい。強靱な精神力をつけるためには妥協しないし、甘い顔も見せない。３歳から英才教育名鶴ステージングダンスは当然のことながら大人のスクール生もたくさんいる。しかし、英才教育は３歳からとジュニアコースを開講。３歳～小学６年生までの子供を受け入れている。クオリティを高める厳しい指導で、プロを目指す子供を育てたい。彼女の夢は、生徒が大きく羽ばたいて世界を舞台に活躍してくれることである。そして時々名古屋に戻って、その成果を見せてくれることである。 NSD定期公演　Nous 12th １０月の公演を控えて、多忙な毎日に明け暮れている。NSDの定期公演は二年に一度のビッグイベントであり、１月のオーディションでは１０００名の応募者の中から１００名に絞った。第１部は構成、演出から振付までの全てを１人で切り盛りしている。だから衣装選びも音も照明も彼女の仕事であり、身体がいくつあっても足りない状況にある。公演までの半年は無休の働きぶり。出演するキャストも同じように半年間は休み無しでレッスンに明け暮れている。その成果を公開する日まで、いよいよ２ヶ月を切りカウントダウンに入った。全国からファンが集まる日まで、彼女はますますヒートアップしていくことだろう。人生への生きがい、やりがいを、話の中から肌で感じ取れた。公演の成功を祈っています。　　（取材／長山） Nous 12th 名鶴ひとみステージングダンス定期公演日時　　2004年10月7日～11日会場　　アートピアホール　名古屋市青少年文化センター入場料　全席指定　A席\4,000.-　B席\3,500.- チケット販売は名鶴ひとみステージングダンス Tel.052-251-8790、またはチケットぴあ Tel.0570-02-9999まで
掲載日	2004年8月10日
名前	名鶴　ひとみさん
URLリンク	http://www7.ocn.ne.jp/~nazuru/
プロフィール	演出・振付家。中部大学非常勤講師。名鶴ひとみステージングダンス主宰名古屋市中区栄3-13-28 アシックス栄ビル3F TEL.052-251-8790 　名古屋市生まれ。 8才より南條雪枝に師事、現代舞踊を学ぶ。13才より貝谷八百子バレエ団名古屋支部でバレエを、加藤恵美子氏に声楽を学ぶ。金城学院中学校・高等学校を卒業後、宝塚音楽学校に入学。→→続き詳細