中部大学サハリン第二次植物調査隊
プロローグ



左/オホーツク海沿岸のミヤマキンポウゲ。中/チェーホフ山稜線のボタンキンバイソウ。右/チェーホフ前衛岩峰のハクサンイチゲ。


今回は日程上、函館・ユジノサハリンスク間のサハリン航空を利用しました。プロペラ機の乗り心地を考慮すると、東日本海フェリーの稚内・コルサコフ間アインス宗谷も捨てたものではありません。


昨年度の調査サイト

中日新聞記事
●06/06/18植物の旅探りサハリンへ
●06/07/11樺太に吹く風−上
●06/07/12樺太に吹く風−中
●06/07/13樺太に吹く風−下
●06/07/15高山植物1000枚
行程 時間 内容 備考
6 29 名古屋
 ↓
函館
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13:55
15:25
16:15
17:50
19:50
中部空港ANA393
函館空港
JALシティ函館
レンガ通り
函館山
12:00集合。搭乗手続き後、昼食。
レンガ通りのビアガーデンにて夕食。その後函館山の夜景を眺望
6 30 函館
 ↓
ユジノサハリンスク
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09:30
10:10
12:00
15:50
17:20
JALシティ函館
函館空港
出発HZ142便
ユジノサハリンスク
ユーラシアホテル
晴れ。シャトルバスで空港へ。定刻通りサハリン航空でユジノサハリンスクに到着。ガイド専用車でホテルへ。
7 01 ユジノサハリンスク
 ↓
チェーホフ山
 ↓
ホテル着
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09:00

15:30

18:35
昨年より一ヶ月早めた予定が的中。ここは植物の宝庫である。観察に時間を費やし、今年もチェーホフ山頂は遠かった。 春と初夏の花が同時期に咲き乱れていた。日本同様、今年の開花期は10日ほど遅れている。麓から稜線まで、ハクサンチドリが咲き乱れていた。
7 02 ユジノサハリンスク
 ↓
チシマザサ峠
 ↓
ホルムスク
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09:00

11:20

12:30
チシマザサ峠までに二回停車して調査。ホルムスク南・海岸線沿いの目的植物は見つからなかったが貴重種も見つかった。 ホルムスクで市場と街中を散策。レブンアツモリソウは見つけられなかったが、フタマタイチゲの群生を見つけた。ゼンテイカとオオハナウドが多い。
7 03 ユジノサハリンスク
 ↓
サハリン植物園
 ↓
黒川湿原
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09:00

10:00

12:30
植物園は一般公開されていない。貴重な情報が入手できた。時間の調整とガイドとの理解不足で昼食がとれなかった。 黒川湿原は植物の端境期で開花は少なかったが、今回の目的のひとつ、ナガバノモウセンゴケの群生場所が理解できた。カキツバタの群生は見事である。
7 04 ユジノサハリンスク
 ↓
トゥナイチャ湖
 ↓
レスノー村
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09:00

11:50

15:00
最終日に時間のゆとりがないため、お土産品を調達してからトゥナイチャ湖に向かった。泊まるホテルは近くにあるが、 ユーラシアホテルの最終日予約が取れず、一日だけ宿泊場所が変わった。このイレギュラーへの配慮が不足で、今回も有終の美を飾ることができなかった。残念。
7 05 レスノー村
 ↓
ユジノサハリンスク空港
 ↓
函館
 ↓
名古屋
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07:30

08:30

10:20

14:00
オホーツク海の日の出を撮りたかったが雲にさえぎられた。
いつもながら出国手続きはうんざりする時間待ち。それでも無事に旅を終えることができた。
宿泊ホテルは必ず前もって調べること。資料に掲載されていない宿泊施設は利用するべきでない。高くても評判と一流を選びたい。


資料編

主催 中部大学
    〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200
    Phone 0568-51-1111 Fax. 0568-52-1156

◆サハリン遠征の目的
 東濃に移り住んだシベリアの植物調査
 日本に定住したシベリアの植物調査
 地球温暖化、酸性雨等が及ぼす植生への影響
 日本で絶滅あるいは絶滅危惧にある植物の調査
 現在のサハリン事情


◆調査隊メンバー
隊長   南 基泰  中部大学応用生物学部助教授
副隊長  柴田 敏郎 薬用植物資源研究センター北海道研究部リーダー
企画渉外 長山 伸作 ホームページ制作 (株)一光社プロ
     山野草・早分かり写真辞典
     mailto:s-naga@ikkopro.co.jp
報道   古池 康司/中日新聞春日井支局記者
会計   上野 薫  中部大学応用生物学部環境生物科学科講師
隊員   市橋 泰範・味岡 ゆい 中部大学修士課程 以上7名

現地ガイド Mr. Vitaly Gaponenko Tel.(4242)720-636
現地旅行社 TSURIBITO CO.,TD
旅行代理店 (有)旅工房 サハリン調査隊係り・寺西 正
〒453-0014 名古屋市中村区則武1-13-9-707 Tel.052-451-1139 Fax.052-451-1138
ホテル JALCITY函館 〒040-0043 北海道函館市宝来町22-15 TEL 0138-24-2580
http://hakodate.jalcity.co.jp/
ユーラシアホテル ユジノサハリンスク駅前 Tel.71-44-66、71-35-60
地図  http://www.hokkaido-nomad.co.jp/sat/rinfo_yuzhno_sw.html
ガイド http://www.souya.pref.hokkaido.jp/su-tssku/saharin/saharoad/saroad2.htm
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/yuzhno_sakhalinsk.html


◆参考資料
書籍ガイド ワールドガイド・サハリン JTB発行 \1,700
ホームページ
●稚内市・稚内サハリン事務所 
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/main/sakhalin.info/
●サハリンの植物 http://www.ocpa.or.jp/sakuya/hanazukan/hanazukan24.html
●蛇紋岩地帯の植物 http://www.h6.dion.ne.jp/~unisan/data/sakhalin/sakhalin1.html
●サハリンのヒグマ 
http://www.asahi-net.or.jp/~xi1k-ymzk/sakhalin.htm
●サハリン情報・青木和雄さん 
http://www.h5.dion.ne.jp/~sanesu/saharin/2.html
●サハリン州データ 
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/nizhniy-kobe/subekt.sakhalin.htm
●東日本海フェリー・サハリン情報 http://www.kaiferry.co.jp/saharin/
●サハリン航空 
http://www.hokkaido-nomad.co.jp/sat/sat_ttable.html



注意事項
●サハリンは共産圏です。行動には十分注意して下さい。
●現地での単独行動は、一切禁止します。外出の必要があるときは、隊長に届け出て必ず複数で行動して下さい。
●植生調査中は、ひとつの場所でかなり時間をかけることがあります。そのような場合でもグループ単位でかたまり、グループ長は責任を持って、他グループの確認範囲で行動するようお願いします。
●不審な撮影行動は、慎んで下さい。港湾施設、軍事施設の撮影は一切禁止します。カメラ、フィルムの没収等もあり得ます。ガイドの指示に従って下さい。
●健康への留意は自己責任、自己防衛です。生水、氷、生野菜には十分注意して下さい。ハミガキ後のうがいにも、冷まし湯を使うぐらいの慎重さをお願いします。ホテルの設備は信用できません。冷まし湯が無いときのことを考え、イソジン携行も一案。


名古屋→函館函館→ユジノサハリンスクチェーホフ山チシマザサ峠
植物園・黒川湿原トゥナイチャ湖サハリン→名古屋サハリン植物図鑑


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