山歩きガイド・伊吹山北尾根 デジカメ山野草トレッキング |
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伊吹山北尾根に草花を求めて
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豊川の佐野さんから6時前に電話がかかる。「今、岡崎付近を走行中」とのことで、一人で国見峠から登るとの連絡。
11日の山行を、雨のために1日順延して決行。案内役のさるぼぼさんが仕事のため、ガイドなしで出かけることにした。内田さん、河原夫妻と私夫婦の5人で関ヶ原、伊吹山ドライブウエイゲートで待ち合わせることにした。 |
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国見峠から登ってきたSさんと巡り会えたので、鍵の交換条約を締結、縦走することができた。前日の雨で所々登山路がぬかるんでいたのと、撮影に時間を割いたので、五割増しの行程になった。 全歩程時間約4時間を6時間で歩いた。 |
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大禿山から国見山へ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
笹又道駐車場から見たドライブウエイ・左と北尾根方面・左下。 まだガスは残っているが、今日の山歩きは好天に恵まれそうである。北尾根取り付き点に車を残して歩き始めるとニリンソウ、タチツボスミレの群落が迎えてくれる。ひときわ大きなイチリンソウも、昨日の雨に濡れながら微笑んでいる。鞍部までぬかるんだ道を下って登り返すと、低い樹林帯に導かれ、この縦走路の人気者があちこちから顔を出している。途端にペースがスローダウン、腰をかがめて動かなくなる。撮影モードに切り替わると、静かな山に声が響き渡る。「ルイヨウボタンがあるよ」「マムシグサだ」「これって何?」 かがんだり、立ったり、背伸びしたり、寝ころんだりのポーズで、歩くより逆に疲れるほど、豊富な花々の撮影には骨が折れるが、贅沢な悩みである。水谷さん、だめちゃん、さるぼぼさんの報告には感謝、感謝である。 |
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御座峰、ゴゼミネと呼ぶ。 取り付きを下って登り返す頃は再びガスが立ちこめてきた。 |
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この縦走路では携帯電話がつながらない。国見峠から登ってくる佐野さんとの連絡がとれない。
ワンちゃんを伴った大垣の夫婦がこの山を良く知っていて、花の在処を教えてくれる。猛毒のハシリドコロも初めて知る植物であり、潜り込んで、ぶらさがっている花の撮影に熱中する。すれ違った人から佐野さんの伝言があった。御座峰近くの岩場で休憩しているとのこと。縦走路を眺めると、それらしき人影。大声で叫んだら気が付いたようで、手を振っている。 単独の佐野さんは、私たちグループの誰かを同伴者としてスカウトしたいようだが、振り返ってみると、伊吹への登りはきつそうだし、人情とすれば、同じ道を引き返すより、新たな花を求めて縦走したいと思うのが常人の考え方だろう。 |
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佐野さんには申し訳ないことだが、お互いの鍵を交換して先を急ぐことにした。 御座峰の頂は平坦で、北への展望も開けている。大禿山、国見峠の縦走路の右に能郷白山、そのまた左遠方に白山が望まれる。乾いてきた道は歩きやすくなり、風もない昼下がりの縦走路を鼻歌まじりで快適に歩く。突然、前方から声。「ヤマシャクヤク」。すでに見たヤマシャクヤクはまだ蕾だったが、これは美人である。立てば芍薬そのままの美しい姿である。 膝を痛めた妻は、下りが痛みを伴うため、ゆっくり歩くことを促す。20人ほどの団体さんをやり過ごして、大禿山に到着すれば国見山は近い。 |
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