のんびり山歩き・恵那二ツ森山のアケボノソウ
デジカメ山野草トレッキング
二ツ森山
ふたつもりやま 1223m


山頂の岩舞台から笠置山を望む。
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二ツ森山林道にはアケボノソウを始めとする秋の花々が咲いていた。

ノコンギク、ナギナタコウジュ、ヤクシソウ、ヤマハッカ、ツルニンジン、
右はバアソブの萼か?
山名 二ツ森山
標高 1223m
所在地 岐阜県
登山日 2003年10月4日
天気 晴ときどき薄曇り
メンバー 4人
コースタイム
09:15 切越峠登山口
09:55 第一展望台
10:40 こうもり岩分岐
11:00 山頂/12:20
13:40 切越峠登山口
登山口

名前が同定できない花
オトコエシの花後の実?
コシロセンダングサ
ハキダメギクとのご指導がありました。調査します。

山頂記念撮影と第一展望台の眺め。
朝8時に恵那IC出口で待ち合わせ、切越峠へ向かう。途中で軽トラックのおじさんに二ツ森山林道をたずねたが、道が悪く時間を要するとのことなので、白川方面から回り込んで9時に着いた。駐車場はないが、ふくらんだ路端に5台は停められそうだ。トイレはないので気をつけたい。準備のあいだに回りを調べてみたら、ノコンギクやアキノキリンソウに混じってアケボノソウがある。シメタ。先日の茶臼山より端正で条件もいい。

登山口から登りかける。杉の植林帯は思いのほか傾斜があり、冷えた身体がすぐにほてり出す。ピッチの速いKさんの足取りが普通に戻り、「ちょっと水」。まだ15分しか歩いていない。立ち飲みしてから再び歩き出す。樹林帯の尾根筋が左は自然林、右は植林とすっきり区切られ、その真ん中をたどる。山道は荒れるほどの登山者が入っているものでもなく、柔らかい感触で歩きやすい。まだ紅葉には早く、日射しを受ける落葉樹の緑がまぶしいぐらいだ。今朝の冷え込みで森の中は静まり返り、清々しい。
突然第一展望台に着く。岩上から西方の展望が開けている。寒陽気山が近くに望めるが飛騨の山々は雲に隠れている。ここで小休止の後、歩き始めると、地元の人だろう。犬を連れて下りてきた。子犬に吠えたてられて行き過ぎる。私ゃそんなに人相が悪いのだろうかと、つぶやきながら舌を出す。第二展望台は近く、そのまま通り過ぎてなだらかな道を森林浴を楽しみながら進むと、道は直角に曲がり、「だなのシャクナゲ群生地」と書かれている。しかしシャクナゲはわずかに一株だけ認められた。「採らないで下さい」と立てられた看板が虚しい。

ここから道は一端下りにかかる。100m以上も下ると、登り返しが気になるのは人情。ボヤキの声が出ると間もなく落葉樹林の美しい鞍部を向かえ、登り返して間もなくコウモリ岩分岐に着く。このルートでは所々に巨岩が鎮座していておもしろい。10分のきつい登りを経て道はなだらかになり、アップダウンを二つ越えると双耳峰の西峰、最高点の二ツ森山にたどり着いた。作られたような大きな舞台の岩盤上に、山頂を示す標識と三角点がある。雲が多くて遠望はきかないが、私たちだけの山頂は暑くもなく寒くもなく、柔らかい日差しで、昼食の歓談を演出してくれた。

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