山名 |
八子ヶ峰 |
標高 |
1833m |
所在地 |
長野県 |
登山日 |
2005年1月9日 |
天気 |
曇り、霧 |
メンバー |
4名 |
コースタイム |
10:00 |
2 in 1 駐車場 |
10:18 |
リフト終点八子ヶ峰 |
11:45 |
八子ヶ峰東峰頂上 |
11:55 |
ヒュッテアルビレオ
休憩/12:35 |
12:50 |
女神茶屋 |
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丸山、東山、松田三人組。
白樺高原国際スキー場にて。
甲斐駒ヶ岳の朝 |
年初の成人の日をかけた三連休に、二週連続で蓼科東急ハーヴェストに滞在した。シュパースの仲間、丸山さんがスキーと山歩きを楽しみたいとのことで。
ところが当の丸山さんが野麦で靱帯を伸ばし、軽いスキー以外は無理とのこと。8日は白樺高原国際スキー場で、足慣らし程度にスキーを楽しんだ。今回のメンバーは丸山、東山、長山の三山と松田、石田の二田、合計5名で三日の滞在。8日の蓼科はどこも快晴。前日の新雪が目に痛いほどで、鮮やかな霧氷が青空をバックに真綿の花を咲かせている。いつもの撮影ポイント、八子ヶ峰北麓のカラマツ林が三年振りに霧氷をまとっていた。
2月9日早朝6時。東の空が白味かけ、窓外には八ヶ岳のシルエットが認められる。6時半、朝風呂の温泉から眺める八ヶ岳は雲に覆われ始め、怪しげな雲行き。9時過ぎ、姪の白井ファミリーも同宿しているので、一緒にホテルを後にする。すずらん峠手前の女神茶屋前にある蓼科山登山口駐車場に私の車をデポして、2 in 1 に向かう。今日はリフトで八子ヶ峰本峰まで上がり、そこから稜線伝いにスキーで八子ヶ峰東峰、ヒュッテアルビレオ、女神茶屋までバックカントリーを楽しむ。足の悪い丸山さんをホテルに残し、4人の行動である。
稜線の新雪は以外と重い。積雪は1mもなく、ブッシュと岩が露出している。曇ってはいるが視界は良好。リフト降り場を右から回り込み、尾根沿いの小さな雪庇を乗り越える。昨日は誰も歩いた痕跡はない。新雪にシュプールを残して20mの大滑降。スキーらしい斜面はここで終わり。ここからが悪戦苦闘。トップへ出た石田さんが50mも行かずして疲労困憊の様子。続いて松田さんがトレースを作る。小ピークの途中で東山さんがトップに出る。最年長ながらステップは堅い。大学時代の山岳部キャリア、面目躍如で小ピーク上に立つ。ブッシュの斜面を岩や樹木を避けてダラダラと滑り降りる。格好良くはない。
ふたつ目の小ピーク登りは、私が先頭を努める。笹藪にトップを取られたり、岩に阻まれたりしながら尾根の左寄りにルートをとる。全員カービングスキーでのツアー。板は短くても登りのキックステップは太股に堪える。吹き溜まりで転倒、大の字になって小休止。ここから、松田、東山とトップを交代してふたつ目のピークを乗り越し、再度ダラダラのブッシュ滑降。三つ目がこのルート最大の登り斜面になる。低いツツジの灌木帯で、板装着での登りは辛い。全員、板をはずしてスキー靴で登りにかかる。ツボ足は順調で、15分の後、平坦な見晴らしの上に出た。前方にはヒュッテアルビレオを見つけることができた。
ここで再びスキー板を装着し、平坦な道を漕いで八子ヶ峰東峰にたどり着いた。記念写真を撮ってからヒュッテに向かい、休憩タイムとなった。
ヒュッテアルビレオは閉めている。小雪を避けて高い縁の下に入り込み、石田さんが持ち上げたビールで乾杯。最後の下り斜面も雪は少なく、岩とブッシュが露出しているので板を外して安全に下りることにした。三時間弱のスキーツアーになった。
この後、ゲレンデスキーを楽しむはずだったが、全員ご満足の様子であり、それより空腹を満たす方が賢いとのことで、そば庄へ向かった。 |