霧訪山のオキナグサ デジカメ山野草トレッキング

霧訪山のオキナグサと萱野高原
きりとうやま 1305.4m 長野県塩尻


目に滲みる萱野高原のミツバツツジ

山頂のオキナグサ
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山頂にだけ見られる。地元の人たちに守られている絶滅危惧種の野草

霧訪山、萱野高原で見かけた花たち

カタクリ・イワウチワ・シロバナエンレイソウ・ウグイスカグラ・スカシタゴボウ

スミレ
1 2 3 4 5
シハイスミレ・フイリシハイスミレ・タチツボスミレ・イブキスミレ・オトメスミレ。
スミレの同定には素人なので、間違っていましたらご免なさい。上に掲載したスミレも、
始めは1.をノジスミレ、3.をヒメスミレ、4.をオオタチツボスミレと判断しましたが、
Fukayaさんからのご指導がありました。ありがとうございました。
Fukayaさんのサイト 野の花が好き 山の花が好き 
4月の伊吹での彼の説明によれば、イブキスミレは側弁の花芯に近いところに毛が生えているとのこと。
葉もタチツボスミレとは異なります。スミレは奥が深いですね。

山名 霧訪山 きりとうやま
標高 1305.4m
所在地 長野県 塩尻
登山日 2005年5月1日
天気 曇り
メンバー 6名
コースタイム
09:17 山ノ神自然園
10:40 鉄塔休憩
11:30 霧訪山頂/12:40
13:20 小野登山口駐車場
途中でルートを間違え、30分程度ロスしています。
霧訪山頂は360度の展望が魅力の山だが、今日はあいにくの天気で遠望は利かない。雨にこそ見舞われなかったが、雲は低く、山を同定できたのは蓼科・八ヶ岳連峰のみ。それでも山頂にはオキナグサが開花し、時も忘れて1時間以上の昼食タイムが過ぎた。

Iさんと小野登山口駐車場で待ち合わせ、車を一台デポして塩尻を回り込み、Sさんが待つ山ノ神自然園に向かった。リンゴ園は白い花を咲かせている。予定より10分遅れて駐車場に着いた。登山口から色んなスミレの挨拶を受ける。スギの植林帯はタチツボスミレ、フィリシハイスミレ、オトメスミレ?たちが春を競演している。再び林道に合流してしばらく歩くと沢筋に下りている。林道関係者の車が数台停めてある。ここから沢筋のルートを辿ったが、間違えた。半時間ほど時間をロスしたが、霧訪山の登山口は沢を渡った右岸にある。

登り始めは植林帯のツヅラ折れで急登を強いられる。スミレ以外の野草は少なく、坦々と登っていく。このあたりの森もご多分にもれず、間伐が行き届かない荒れた状況だ。すぐに汗が噴き出してくる。ベストを脱いで再び歩く。ときどき、林を縫う沢風に慰められながら目は足元を追っている。花が少ない。鉄塔地点で尾根筋に出る。ここで小休止を取り、遅れたIさん夫婦を待ちながら遅がけの朝飯を食らいつく。

鉄塔からは灌木帯の尾根道になり、なだらかなアップダウンを繰り返すようになる。突然イワウチワの歓迎を受ける。タムシバの花びらが道に白い模様を描いている。勾配が急になると大芝山からの道を合わせて右折する。カタクリが咲いているが、すでに時期を過ぎている。チョット行くと右手の斜面一帯にカタクリの群落があり、柵で保護されている。撮るほどのベッピンさんは残念ながらいない。この斜面をジグザグに乗り越して、背の低い雑木林を抜けると、あっけなく山頂に出る。先客は7、8人。

下山路は激下りとなる。アカマツの植林帯に代わり、補助のロープがフィックスされた登山路を、ひたすら下る。時期になれば松茸が採れるのだろう。テープが張り巡らされ、立入禁止の立て札が目につく。マツの植林帯に山野草は少ない。

下山後の帰路、萱野高原に寄ってから名古屋に戻った。

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