今年もトキソウの季節が来た。この時期には湿地がにぎやかになる。
ハッチョウトンボがせわしなく飛び交い、モウセンゴケの茎先に憩う。
ゆっくり近づくと、意外に逃げない。
まわりにはトキソウがチラホラ。
希少種なので株が増えることを願っているが、昨年より少ない。
梅雨時なのに雨が少なく、湿地は枯れ気味。
乾燥場所を探してザックを置き、昼飯を食べることにした。
今日も日射しはきつい。
樹林帯に分け入ると、ササユリがまだまだたくさん隠れ咲いている。
この夏のサハリン調査に同行する、大学のSさんに花の撮り方を指導する。
彼女はムービー担当。
ほとんどがローアングルになるので、カメラ固定が基本技。
適正露出の決定が最も重要な技術。露出オーバーは致命傷。
一般的には半絞りアンダーを規準にプラマイ半絞り。
上記のモウセンゴケは1絞りアンダーでも花の白が飛び気味になる。
必ず試し撮りしてから、本ちゃんに入りたい。
何はさておき、花々とお話ししながらストーリーを作ってほしい。
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