山名 |
北横岳 きたよこだけ |
標高 |
2472.5m |
所在地 |
長野県北八ヶ岳 |
登山日 |
2006年1月8日 |
天気 |
晴れ |
メンバー |
4名 |
コースタイム |
09:45 |
坪庭ゴンドラ駅 |
10:25 |
三ツ岳分岐 |
10:55 |
北横岳山頂/11:05 |
11:15 |
横岳小屋/11:25 |
12:00 |
坪庭ゴンドラ駅 |
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メンバー/丸山・松田・石田・長山
家族の病気で急遽不参加になった東山さんには残念でしたが、素晴らしい好天と自然に恵まれた三日間でした。
◆蓼科東急ハーヴェスト
◆和食処・蓼の花
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今年は豪雪の便りが多いのに、ここ八ヶ岳・蓼科山域は少ない。稜線付近で1m程度の積雪。ゴンドラ乗務員の説明では、坪庭で風速5m、気温零下20度とのこと。スキー道具を携行して山頂駅にデポし、十二分の防寒装備で横岳に向かった。
稜線一帯は、昨夜の雪でうっすら雪化粧し、北八ヶ岳独特のシラビソの森が、目に痛いほど美しく輝いている。溶岩台地の坪庭周回コースから左に折れて、横岳ルートに入る。足元の雪が気持ちよくキュッキュッと鳴る。今年で四年連続、このルートを登っている。シラビソ樹林に入ると、緩やかなツヅラ折れの道が続き、樹林越しに坪庭、縞枯山、雨池山の大らかな雪景色が見渡せる。トップを行く丸山さんの足取りは軽く速い。ゆっくり歩くことを告げるが、それでも速い。完全武装の身体が汗ばんでくる。風もないのでヤッケを脱ぎ、軽アイゼンを装着して再び歩く。人気の冬山だけに、トレースがしっかりしていて歩きやすい。徐々に勾配がきつくなり、ポッカリ青空が開けると、三ツ岳分岐に着く。珍しく三ツ岳へのトレースがある。小休止の間にトレースを追った。案外しっかりしている。帰路に寄ってみたいが、後の判断としよう。ここから5分で横岳小屋に着く。そのままやり過ごして、再びこんもり雪を被ったシラビソの森をくぐり歩く。森閑という言葉がピッタリの雪に眠る森の中は、空気まで凍えているような静寂の世界が広がっている。
きつい勾配を喘ぎながら登る。アイゼンレスの登山靴が、時々ステップからスリップする。樹林帯が低くなると南峰は近い。さすがに風は強くなり肌を刺す。快晴の青空だが、八ヶ岳は赤岳主峰を雲に隠している。遠くの南アルプスは、シルエットに甲斐駒ヶ岳、仙丈岳が浮かんでいる。いつ見ても素晴らしい眺めだ。それぞれが、広がるパノラマを写真に納め、本峰の北峰を目指す。零下20度を下回る寒さが、私の顎髭をバリバリに凍らせている。たどり着いた山頂で記念写真を撮り、直ぐに下山。横岳小屋まで一気に下り、軽い食事を取ることにした。非常食のカマンベールチーズとチョコレート、ウイスキーで暖を取ったあと、新春冬山登山に終止符を打った。
今回は7日から二泊三日で蓼科に滞在し、スキーを楽しみながら横岳登山を狙ったが、毎日素晴らしい天気に恵まれた。三日目は私ひとり、ホテルでのんびりし、昼食をみつ蔵で合流することで解散になった。 |