北横岳・新春登山 デジカメ山野草トレッキング
北横岳・新春初詣

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毎年恒例となった北八ヶ岳・横岳登山。
2006年は丸山、松田、石田隊員、それと私長山の4人で登った。


【登山ルートの風景】
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1.横岳小屋 2.横岳小屋上部シラビソ樹林 3.北横岳北峰山頂 4.山頂から蓼科山展望 5.北横岳南峰と南アルプス


【蓼科・冬の一日】
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1.星の降る八ヶ岳 2.夕暮れ時の北八ヶ岳 3.ダケカンバ霧氷 4.5.雪の風紋
1. データ/朝4:30から15分露光。東南方向。絞り5.6・Canon20D・レンズEFS17-85mm


【雪化粧・シラビソの森】



山名 北横岳 きたよこだけ
標高 2472.5m
所在地 長野県北八ヶ岳
登山日 2006年1月8日
天気 晴れ
メンバー 4名
コースタイム
09:45 坪庭ゴンドラ駅
10:25 三ツ岳分岐
10:55 北横岳山頂/11:05
11:15 横岳小屋/11:25
12:00 坪庭ゴンドラ駅

メンバー/丸山・松田・石田・長山
家族の病気で急遽不参加になった東山さんには残念でしたが、素晴らしい好天と自然に恵まれた三日間でした。

蓼科東急ハーヴェスト
和食処・蓼の花
今年は豪雪の便りが多いのに、ここ八ヶ岳・蓼科山域は少ない。稜線付近で1m程度の積雪。ゴンドラ乗務員の説明では、坪庭で風速5m、気温零下20度とのこと。スキー道具を携行して山頂駅にデポし、十二分の防寒装備で横岳に向かった。

稜線一帯は、昨夜の雪でうっすら雪化粧し、北八ヶ岳独特のシラビソの森が、目に痛いほど美しく輝いている。溶岩台地の坪庭周回コースから左に折れて、横岳ルートに入る。足元の雪が気持ちよくキュッキュッと鳴る。今年で四年連続、このルートを登っている。シラビソ樹林に入ると、緩やかなツヅラ折れの道が続き、樹林越しに坪庭、縞枯山、雨池山の大らかな雪景色が見渡せる。トップを行く丸山さんの足取りは軽く速い。ゆっくり歩くことを告げるが、それでも速い。完全武装の身体が汗ばんでくる。風もないのでヤッケを脱ぎ、軽アイゼンを装着して再び歩く。人気の冬山だけに、トレースがしっかりしていて歩きやすい。徐々に勾配がきつくなり、ポッカリ青空が開けると、三ツ岳分岐に着く。珍しく三ツ岳へのトレースがある。小休止の間にトレースを追った。案外しっかりしている。帰路に寄ってみたいが、後の判断としよう。ここから5分で横岳小屋に着く。そのままやり過ごして、再びこんもり雪を被ったシラビソの森をくぐり歩く。森閑という言葉がピッタリの雪に眠る森の中は、空気まで凍えているような静寂の世界が広がっている。

きつい勾配を喘ぎながら登る。アイゼンレスの登山靴が、時々ステップからスリップする。樹林帯が低くなると南峰は近い。さすがに風は強くなり肌を刺す。快晴の青空だが、八ヶ岳は赤岳主峰を雲に隠している。遠くの南アルプスは、シルエットに甲斐駒ヶ岳、仙丈岳が浮かんでいる。いつ見ても素晴らしい眺めだ。それぞれが、広がるパノラマを写真に納め、本峰の北峰を目指す。零下20度を下回る寒さが、私の顎髭をバリバリに凍らせている。たどり着いた山頂で記念写真を撮り、直ぐに下山。横岳小屋まで一気に下り、軽い食事を取ることにした。非常食のカマンベールチーズとチョコレート、ウイスキーで暖を取ったあと、新春冬山登山に終止符を打った。


今回は7日から二泊三日で蓼科に滞在し、スキーを楽しみながら横岳登山を狙ったが、毎日素晴らしい天気に恵まれた。三日目は私ひとり、ホテルでのんびりし、昼食をみつ蔵で合流することで解散になった。

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