冬の池田山 デジカメ山野草トレッキング

冬の池田山
いけだやま 岐阜県 923.9m

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山頂から眺める東方の山々
遠方中央/恵那山・左奥/南アルプス塩見岳
左中段/笠置山・左手前/百々ガ峰・右中央より手前/金華山



山頂から眺める南方の山々
左/養老山地・中央/鈴鹿山脈・右/霊仙岳


山頂から眺める西方の山々
左/福井県境三周が岳冠岳・右/伊吹山


※ 雪 模 様 風 紋 ※
  


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山名 池田山
標高 923.9m
所在地 岐阜県
登山日 2006年1月29日
天気 晴れ
メンバー TEIHAI 4人
コースタイム
08:20 霞間ヶ渓登山口
09:40 東屋休憩/9:50
10:50 森の駅/11:00
11:20 池田山頂/12:00
14:00 霞間ヶ渓登山口

例年になく今年は立ち上がりが鈍い。正月に北八ヶ岳・横岳に登って以来3週間、山から遠ざかっている。身体の鈍りが気にかかる。冬眠している山中間が多いので、金曜、Uさんにメールを送る。「日曜は好天」。結果は関西から、Mさん、Nさん。東海から Uさんと私の4人で、大垣の北にある池田山に登ることになった。



日本列島は大きな高気圧に包まれ、どこもかしこも晴天の小春日和。登山口の霞間ヶ渓(かまがたに)から眺める大垣の街並みは、春霞に淡く包まれ、彼方に御岳の白い峰が浮かぶ。春は桜の名所といわれる桜並木やベンチの横を抜けて、落ち葉の山路に入る。なだらかで歩きやすい。冬とは思えない陽気に防寒着を脱ぎ、それでも暑く感じるので長袖を腕まくり。麓の日影にも雪が残っていたが、一時間も歩くと白い雪の世界に変わる。葉を落としたコナラなどの雑木林は明るく、雪面の照り返しが目に痛い。ドカ雪に耐えられなかった小低木の倒木を二三またいで、西へ西へと尾根筋をたどる。

途中、東屋で軽く食事をとり、入り組んでいる林道を歩くが、二股を右に取り、尾根の北側を巻くように歩くと焼石神社がある。朝の雪は締まっていて歩きやすい。50センチほどの積雪はあるが、ラッセルすることもなく、堅く、足を取られることもない。さらに二股に出るが、左を巻いて登山道に入り、鼻歌気分のうちに森の駅に出る。雪原の向こうに養老山地、鈴鹿山脈、霊仙岳、伊吹山の一大パノラマが開けている。圧巻の冬景色。

ルート中、初めての勾配を感じる傾斜を10分も登ると、ふたたびなだらかな雪の山路に戻る。尾根筋を北へ忠実にたどると、ぽっかり青空が開けて、雪原の上に木組みの展望台がある。先客が5人。あいさつを交わして、ゆっくり身体を360度回転する。雲ひとつない紺碧の空の下に山々が横たわっている。真北に真っ白い白山から、右へ目を向けると、北アルプス、乗鞍岳、御岳、中央アルプス、南アルプス、恵那山・・・。

大展望を堪能しながら昼食をとり、幸運の山行に感謝して山頂を後にした。下山はアイゼンを装着して、尾根筋を忠実にたどって下りた。快適なルンルンの雪上漫歩は、午後2時に終止符を打った。


最初のベンチで軽装になる。右は池田山のなだらかな稜線。

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