三ツ岳・北八ヶ岳 デジカメ山野草トレッキング
三ツ岳 北八ヶ岳
みつだけ 2360m

三ツ岳手前稜線にて憩う

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三ツ岳直下の鎖場・三ツ岳稜線の岩塔・横岳分岐から見る三ツ岳・坪庭と南八ヶ岳


山名 三ツ岳 みつだけ
標高 2360m
所在地 長野県茅野市
登山日 2006年8月13日
天気 晴れ
メンバー 5人
コースタイム
09:40 山頂駅・坪庭
09:55 縞枯山荘・雨池山分岐
10:25 雨池山頂
11:25 稜線休憩/11:40
12:15 三ツ岳山頂
13:05 横岳分岐昼食/13:50
14:40 坪庭経由山頂駅


左/坪庭から見る雨池山。右/雨池山登路のシラビソ縞枯れ帯にて

ホテルで朝食を取り、今日はのんびり横岳ロープウエイを利用しての山歩き。坪庭から縞枯山荘を抜け、雨池山、三ツ岳を周回する約3時間歩程。これを5時間かけてのんびり歩く。何と言っても10年ぶりに歩く娘と、頸椎に問題を抱える友人も一緒なので、ハードな行程は禁物である。昨日は雷雨を予想しての行動だったが、今日も注意が肝心。雨具の万全を点検して歩き始める。

坪庭の気温は15度。歩くには快適だが、快晴の日射しは強い。平坦な笹原を縞枯山荘に向かう。お馴染みのハクサンフウロに混じってオヤマリンドウが顔を出す。この溶岩台地には、それ程多くの山野草は望めない。シナノオトギリやアキノキリンソウの黄色が目立つ。一昨年の暮れにブリザードに遭遇した話題の中、山荘を過ぎ、雨池峠に着いた。ここを左に折れて、雨池山へ一直線に登る。途端に汗が噴き出す。縞枯現象の枯木帯で涼風を受ける。さすがに冷風は心地良い。対面の縞枯山がだんだん低くなると、道は平坦になり、灌木帯の中に雨池山の道標がある。展望も涼風もないので、息を整えてから再び歩く。
 
左/雨池山。右/三ツ岳稜線の溶岩帯。

せっかく稼いだ高度を同じぐらい下る。「もったいない」の泣き言を後に聞きながら、勝手ツンボでゆっくり下り切り、登り返す。衰えた足腰のトレーニングと思えばありがたい登りである。灌木の中の溶岩をよじ登る。ランダムなステップに足が運べず、隊列が乱れて間隔が開き始める。知らないうちに娘がシンガリをつとめている。隊列を整えるために、しばしば待つ。雨池が輝いている。その彼方に奥秩父の山並みがぼんやり横たわっている。所々に積乱雲が立ち始めている。途中で10分の休憩を入れて水分補給をしてから最後の登り。突然、ハイマツの溶岩帯に飛び出す。目の前に荒々しい三ツ岳稜線が横たわり、青空の下にぐるり360度の展望が圧巻である。岩稜の上に立つと、坪庭から巻き上がる涼風が身体を癒してくれる。昼食には早いので、軽く食べ物補給の休憩に入る。休みの多い山歩きである。

ここからは、溶岩づたいにアップダウンを繰り返す。足を踏み外すと危険なので、慎重に通過する。興味深い岩の造形を楽しみながら最高地点に着いた。標高は示されていない。ここからスリル満点の岩壁鎖場を下り、平坦な道を西にたどると、坪庭・横岳ルートにぶつかる。右に登れば七ツ池、横岳方面であり、左に下れば坪庭に向かう。話し合った結果は、ここで昼食を食べて坪庭に下ることになった。ここからロープウエイ山頂駅までは30分。雨が降っても大したことはない。ビールを飲んで、北八ヶ岳の森で憩うことにした。


ルート中に見かけた山野草

アルビノ現象の白いイブキジャコウソウとイブキジャコウソウ・オヤマリンドウ

アキノキリンソウ・イワオトギリ・右端は同定中

帰路の車山付近にて

エゾカワラナデシコ・イブキボウフウ

ヨツバヒヨドリ・ハクサンシャジン・コオニユリ・キリガミネトウヒレン

ノアザミ・イブキフウロ・クガイソウ・キンポウゲ



茅野市の花火

焼き肉を食べながら花火を観賞。いい場所が見つかって満足々々。

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