おはら風の盆 デジカメ山野草トレッキング
おわら風の盆 富山県八尾

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白川郷経由で八尾「風の盆」を訪ねた。

二百十日と9月最初の週末が重なり、山間の里に10万の人出。優雅な踊りとは対照的な人波だった。


残暑の初秋を彩る山野草


コスモス・キバナコスモス・錦鯉とスイレン

オオハンゴンソウ・イヌタデ・ミズヒキ・ヒキオコシ・?・スイレン




2006年9月2日(土)〜3日(日)
一泊二日
9月2日(土)
名古屋→白川郷→五箇山→利賀村→
瞑想の郷→天竺温泉
宴会後、風の盆へ
9月3日(日)
天竺温泉→井波木彫りの里→
高岡瑞龍寺→北陸道経由名古屋
主催 (有)旅工房・寺西正さん
東海北陸自動車道を縦断して日本海の北陸道を周回する一泊二日のバスツアー。白川郷、利賀村・瞑想の郷と天竺温泉、八尾・風の盆、木彫りの里・井波瑞泉寺、高岡・瑞龍寺を巡る欲張りな旅だったが、それぞれに趣があり、天気に恵まれた楽しい旅が味わえた。

最大の関心事は、風の盆。一度は出かけたいと思っていたので、寺西さんのイベントに、夫婦友人と乗ることにした。利賀村にある天竺温泉で宵の宴を早めに終え、ホテル仕立てのバスで八尾へ。村の入口にある臨時駐車場はすでに溢れ、手前200mで下車して徒歩。シャトルバスで中心部へ向かった。翌朝のホテルフロント情報では10万人の人出とのこと。人波に任せながら、最も人気の諏訪町筋を目指した。道の両側には観光客がびっしり待機している。仲間たちはその後側に回り込んだが、そこからではカメラが狙いにくいので、僕は独りで逆戻りし、風の盆行列の出発点脇にうまく座り込めた。図々しさは年の功か。

成果の写真は上の通り。デジカメの有利さで、ISO1600の高感度設定で手持ち。ブレの効果と他人フラッシュ光を頼りにメクラ撮り。ピントは手動4m、絞りF
5.6、ファインダーレスで約10分の間に200カット撮影。



●一度は訪ねたい旅【越中おわら風の盆】
◆おわら風の盆
飛騨の山々が描く稜線から富山平野へとたどるその途中に、細く長く広がる坂の町・八尾がある。肩を寄せ合うように建つ家並み。細く坂になった道と脇に続く路地・・・。年に1度、二百十日の初秋の風が吹くころ、なんでもないこの風景がより輝く季節を迎える。
今も昔も多くの人々を魅了してやまない。 涼しげな揃いの浴衣に、編笠の間から少し顔を覗かせたその姿は、実に幻想的であり優美である。山々が赤くもえる夕暮れを過ぎると家並みに沿って並ぶぼんぼりに淡い灯がともる。
◆世界遺産、白川郷
言わずもがなの名所で昼食をとり、ぶらり食後を散策します。ここは説明する必要もないですね。白山は峰から徐々に紅葉します。
◆天竺温泉でゆるり一泊
利賀村の最高峰「金剛堂山」の麓に湧出したアルカリ性単純温泉で美肌効果が高い「美人の湯」。
◆国宝瑞龍寺拝観(高岡)
曹洞宗高岡山瑞龍寺は加賀藩二代藩主前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立された寺である。加賀百二十万石を譲られた義弟利常は、深くその恩を感じ、時の名工山上善右衛門嘉広をして七堂伽藍を完備し、広山恕陽禅師をもって開山とされた。造営は正保年間から、利長公の五十回忌の寛文三年(1663)までの約二十年の歳月を要した。当時、寺域は三万六千坪、周囲に壕をめぐらし、まさに城郭の姿を想わせるものがあった。仏殿、法堂、山門が国宝であり、重要文化財としては、総門、明王堂(現僧堂)、回廊があり、江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されている。


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