伊吹山の除草作業 デジカメ山野草トレッキング
伊吹山の除草作業

伊吹山自然観察会の今年最後の作業でした。


リュウノウギク・キバナノカワラマツバ・イブキノエンドウ・シュロソウ・イブキトラノオ・ニリンソウ


伊吹山自然観察会
2006年11月25日
08:50 伊吹山ドライブウエイ入口集合
15:00 解散

入会希望の人は下記サイトをご参照。
伊吹山自然観察会

来年にはNPOが立ち上がります。
10月22日に参加して以来の除草作業は、今年最後の伊吹山詣で。
ドライブウエイ入口で待ち合わせ、伊吹山自然観察会事務局、筒井さんのワゴンに乗り換えて山頂駐車場に降りた。天気予報とは裏腹に、山頂一帯はガスの中で風もあり寒い。予想以上の寒さに、ウインドブレイクの装着処置。トイレを済ませてから参加13名に作業の説明があり、中央遊歩道を登って山頂に向かった。

今日の作業はヤマカモジグサの除去作業。前回参加したときは、貴重なお花畑を占拠する根の厄介なアカソやヨメナの除去作業だったが、今回は根が浅い割に密集しているのでミクロな作業が要求される。ヤマカモジグサも高山植物の大敵である。作業はクワでカンタンに掘り起こせるが、その中に貴重な野草が埋もれているから大変になる。葉、芽、根を調べて採り出し、植え戻ししなければならない。

カモジグサのかたまりから土を払い落とし、根をたどって傷めずに取り出す作業は実に骨が折れる作業である。普段の怠け癖がすぐに分かる。腰が痛くなる。指先が痺れてくる。目の焦点が合わなくなる。ツルキジムシロはどこにでも咲くので無視し、リュウノウギク、イブキトラノオ、ニリンソウ、シュロソウなどを埋め戻した。

上の写真は土を払い、カモジグサから選り分けた伊吹山を彩る野草たちである。すでに土の中で芽吹きしているものもある。狂い咲きの黄色いツルキジムシロもあった。花の写真を撮ることが好きで、いろんな珍しい、また貴重な野草を見つけることもあったが、根を見ることはないし、掘り起こすことなどあり得ないので、貴重な体験ができた。

※ここは天然記念物に指定されているので、一般者の植物採取は厳禁です。登山ルート以外に踏み込まないようにお願いします。花は愛でるもの。大切にしましょう。

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