納古山・ツツジ尾根 デジカメ山野草トレッキング

納古山・ツツジ尾根
のこやま・岐阜県市野々納古口周回ルート。632.9m
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目を疑う、予期しなかったヒカゲツツジとアカヤシオの群落にツツジ尾根と命名



納古山西尾根から西南方向を望む。手前に登山口の桜並木が見える。


ルートで出会ったその他の山野草

ハナダイコン(ショカツサイ)・フジ・ネコヤナギ・シロモジ・アセビ・ミツマタ

コチャルメルソウ・ジロボウエンゴサク・シハイスミレ・オオタチツボスミレ・フキノトウ

ネコノメソウ・ツチグリ・ショウジョウバカマ・ソメイヨシノ


山名 納古山 岐阜
標高 632.9m
所在地 岐阜県市野々
登山日 2007年4月8日
天気 晴れ
メンバー 5人
コースタイム
09:05 林道P
09:15 二俣
09:40 旧道分岐
10:20 尾根道取り付き
11:10 ヤシオ尾根休憩
12:40 納古山頂/13:15
14:30 沢出合
15:05 林道P
コースタイムは鈍行、撮影のロスタイムが多いので参考になりません。

延び延びになっていたMさんとの納古山西尾根ルートがやっと実った。天気も上々。Kさん夫妻を誘って、今日は総勢5人。いつもの七宗町ルートではなく、美濃加茂から三和町川浦川の桜並木を遡り、上川辺の納古口から林道に入った。二俣まで車で入るつもりだったが、林道の状態が悪いので、途中のふくらみに停めて歩くことにした。

今日のルートは一般的ではない。二俣を左にとり、林道伝いに北へ中継塔のある峠を目指し、峠手前の大曲からヤブコギで西尾根に取り付き、西尾根を忠実にアップダウンを繰り返して納古山へ向かう。帰路は川辺の南尾根を下り、途中から西へ分岐して沢を下り、二俣へ出る周回ルート。

林道沿いにショウジョウバカマとタチツボスミレが群生している。ジロボウエンゴサクやネコノメソウも多い。なぜかハナダイコンまで紛れ込んでいる。里地里山のあとが伺える棚田跡やクヌギのキノコ栽培。30分も歩く頃に、旧道と分かれてチェーンで通行止めになっている橋を渡り、沢から遠ざかる。そこから林道沿いに更に30分ほどで、写真のテレビ中継塔のある峠に向かう。その手前カーブの反射ミラーが尾根への取り付き点。かん木帯の急斜面を登る。ルートは定かではなく、とにかく北へヤブコギ状態。

尾根筋に出ると、わずかながら踏み跡がある。春先のため、枯れ葉がルートを隠している。忠実に尾根を東に向かえば、目的の納古山に着ける。テープを頼りに適度なアップダウンの快適な山歩きが続く。期待していなかった木本類の花の多さに驚く。コバノミツバツツジが咲き始めているが、尾根筋には大輪のアカヤシオが多い。尚更驚いたことに、ヒカゲツツジも多い。シロモジ、タムシバ、アセビなどが一気に咲き乱れ、春爛漫の尾根道は、適度な岩場があって快適。疲れることもなく山頂へ誘導してくれる。誰とも会うことのない静かなルートである。

山頂休憩中、七宗町ルートで上がってきた登山者は三組だけ。春霞で展望はきかないが、風もなく心地いい。山頂でのんびり昼食をとり、南の支尾根から西斜面を沢に下り周回したが、ルート歩行中、誰にも会うことのない山歩きだった。

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