山名 |
礼文から利尻往復 |
標高 |
m |
所在地 |
北海道・利尻島 |
登山日 |
2007年6月13日 |
天気 |
霧雨のち曇り |
メンバー |
4人 |
コースタイム |
09:55 |
フェリー香深発
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10:35 |
フェリー鴛泊着
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10:50 |
タクシー周遊
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12:15 |
昼食 味彩・川一
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13:00 |
タクシー周遊
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15:20 |
フェリー沓形発 |
16:00 |
フェリー香深着 |
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夜明けから霧雨が降り続いている。予定では礼文岳登山だが、風も強いので明日に延期することにした。予備日を前倒しして僕だけ写真を整理し、他のメンバーは利尻島を見学させることにした。しかし、彼らの執拗な誘惑に根負けし、結局同行することになった。
利尻島は40年前に訪れている。利尻富士登山が目的だったが小さなポンポン船が名物の強風で木の葉のように揺れ、全員船酔いで体調不良。天気も悪く断念した思い出がある。
利尻の表玄関・鴛泊港の観光案内所で調べた結果、四時間を有効活用するために貸切タクシーを利用することになった。15,000円で島を周回し、山野草ポイントを案内してくれる。お決まりの観光バスより融通が利くし一人当たりの費用は大差ない。富士ハイヤー(Tel.01638-2-1181)の田原貞治さんが山野草ガイドになって案内してくれた。
鴛泊港→利尻岳登山口散策(スズラン・エゾゴゼンタチバナ・オオアマドコロ)→高山植物園(リシリゲンゲ・オヨベキキョウ・チシマキンバイ)→姫沼→オタトマリ沼→南原湿原(エゾイソツツジ・ミツガシワ・ワタスゲ・ノウゴウイチゴ・ツマトリソウ)→昼食(味彩・川一の名物ラーメン)→種富湿原(ガンコウラン・ワタスゲ・エゾカンゾウ)→沓形岬公園(エゾカンゾウ・リシリヒナゲシ・イワベンケイ・ハマユウ)→沓形フェリー乗場
生憎の天気で、姫沼から眺める利尻富士も、何とか面目を保てる程度の雄姿だったが、始めて見る野草もあり、誘惑に乗って正解だった。礼文に比べれば利尻は開けている。昼食の川一で食べた味噌ラーメンは格別。右写真はメンバーの一人がオーダーした利尻ラーメン1,500円。僕は毎晩テンコモリの海の幸尽くしに食傷気味。それでもウニをつまみ食いしてみたが、甘い上物だった。ウニ漁は海の凪いだときしかできない。ここ3日は荒れているので獲りたては味わえまい。
●黄色いダイヤ
昔はニシン御殿ができるほど、この港町は栄えていた。ご存知、数の子はニシンの卵である。黄色いダイヤといわれるほどニシン漁は栄えていた。ソーラン節で唄われる「やんしゅう」とは若者を意味するとのこと。乱獲がたたったか、一気に漁獲量が減り、現在の数の子はほとんどが輸入物である。若者は職を求めて都会に出る。島は高齢化が進む。
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