死に節、生き節、抜け節
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◆森の健康診断 木づかい運動【国産材・間伐材活用を考える】
死に節、生き節、抜け節
樹齢が長く、枝打ちで養生されたものは、高価な節のない柾目の材を産しますが、樹木を製材すると、一般的には板目に節模様ができます。節は枝の付け根部であり、樹木の成長過程で避けることのできない光合成の生理現象です。この枝の処置により、木材の節の出方が変わってきます。
●生き節
若い内に枝打ちされた付け根部は、その後の成長過程において材(木部)と結合しながら成長します。このように一体化された節を生き節といいます。
●死に節
逆に枝打ちされず枯死した枝の付け根部は、樹皮を巻き込みながら成長するため、材との結合ができず節が樹皮により、絶縁状態になります。この節を死に節といいます。
●抜け節
死に節は、材との間に樹皮の膜ができている状態です。この樹皮膜部に沿って節が抜け落ちたものを抜け節といいます。
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