南アルプス
鳳凰三山、初心者の山旅

1964.5.16(夜)〜18
鳳凰三山
燕頭山→鳳凰小屋→地蔵岳オベリスク→薬師岳→観音岳→夜叉神峠

初めて訪れた南アルプス方面の山。詳細の記録は残っていないが、山岳会に入る前、僚友の高柳、窪田両君と登っている。上写真のように、キャシャな窪田君は常にバテて愚痴を言っていた。「何でこんな苦労をしなければならないんだ。騙された」。高柳君は鹿児島の出身で体力もあり、八ヶ岳の縦走も一緒にしたことがある。
写真で見たオベリスクに憧れて、この山行を計画した。

五月晴れが続き、東は富士山、北は八ヶ岳、西から南にかけては南アルプスの山並みが一望できた。

感想とすれば、前衛の山にしてはアプローチに時間を要することと、御座石からの登りが、予想外に時間を費やしたことか。

ただし、一泊二日の山としては変化に富んだルートであり、何よりも南アルプスの展望が素晴らしい。芦安温泉のひなびた佇まいが、今も同じであることを願うのは欲張りか。もう一度、訪ねてみたいと思う。

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