北アルプス
後立山ひとりぼっち

鹿島槍からの後立山連峰を望む。
1963年8月 2泊三日 単独山行
白馬駅→猿倉→大雪渓→白馬岳唐松岳→五竜岳→鹿島槍→爺ヶ岳→針ノ木岳→扇沢

詳細の記録がなく、アルバム写真から思い起こして記述。この時、鹿島槍の下りで左膝を痛め、扇沢までの苦痛の行軍が印象として残っている。

この当時も白馬岳は人気があり、大雪渓の登りは色とりどりのパーティーが花を咲かせていた。とは言っても現在のような行列はできず、左の写真程度の点景的存在でだった。8月の豊富な残雪を見ると、今の温暖化現象が理解できるはずです。

私は相変わらずの貧乏山旅で、高価な山小屋に泊まる余裕もなく、野宿が性に合っていた。唐松岳から南の縦走路に入ると、極端に人の数は減り、変化に富んだ静かな山旅が味わえた。鹿島槍からの眺めは圧巻である。

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