その他の山々
中央アルプス縦走で高山病に

1964年8月1日〜4日
中央アルプス縦走
萱ノ内→大樽小屋→濃ガ池
→木曽駒ヶ岳→西駒ヶ岳→宝剣岳→空木岳→越百山→飯島

初めての山岳会夏の合宿でリタイア、自信喪失。
山学会に入会して初めての合宿に参加したが体調不良。真夏の延々と続く登りでバテたのと、高山病と思われる頭痛で吐き気が止まらず、食事も喉を通らず、翌朝、濃ヶ池のテント場で下山命令が下った。縦走路を眺めて自信喪失。この時ほど、空木岳が遠く思えたときはなかった。山岳会活動を甘く見すぎていた。トレーニング不足も原因だった。悔しいと思う以前の問題で、自分が惨めだった。宝剣を前にSL梶山先輩に付き添われて下山。SLの夏山を奪ってしまい、申し訳なかった。
上の写真で双眼鏡を覗いている人物がCLの高梨先輩。リーダー会でも人望厚く、温厚で冷静。決断力、統率力にも優れたリーダーの鏡のような人だった。私もこの後、ほとんどの山行計画に参加して経験を積み、リーダー会の末席に推薦されたが、その一年後に会社を退職した。

木曽駒ヶ岳からの眺望。北アルプスが雲上に浮かんでいる。

結婚して間がない頃に、妻と妹を伴って宝剣岳に登った。妻にとっては初めての本格的な山であったが、気に入ってくれた。彼女たちは案外スリルのある岩場が好きなようである。シメシメ、これで山への理解は得られることができたようである。

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