のんびり山歩き・愛知東谷山、丸根山
デジカメ山野草トレッキング
東谷山(とうごくさん)・丸根山
早春は過去と未来が同居する

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登山日 2003年2月8日
山名 東谷山 とうごくさん
地域 名古屋市
標高 198.3m
メンバー 夫婦
コースタイム
10:05 東谷山第一駐車場
10:30 東谷山頂/10:50
11:10 東谷山フルーツパーク
11:30 東谷山第一駐車場

山頂尾張戸神社
やることがない訳でもないが、早春の野草の状態でも観察しようと、無理矢理カミさんを起こして近郊を歩くことにした。行く先も決めず、ガイドブックをザックに入れて、とりあえずは東へ車を走らせた。できるだけ暖かな里山なら、何かが待ちきれずに春を告げているのではないかと。

矢田川を渡り、緑地公園を右に見ながら志段味辺りまできて、「まずは東谷山でも歩こうか」。

名古屋の最高峰は自然が守られている。自然林の中に整備された木道沿いはゴミひとつない。ルートはロープなどの柵で仕切られ、森の中に立ち入ることを禁止している。うず高く積もった落ち葉、うっそうと繁るシダ類。市内にも自然と親しめる場所はあるものだ。中社が祀られている場所からは東部丘陵が見渡せる。ここから柵のない枝道を北へ、落ち葉を踏みしめながら下り、登り返していたら本道に再び合流し、あっけなく山頂に着いた。

立派な尾張戸神社があり、その左には展望台の櫓が組んである。名古屋港のコンビナートの煙が見える。春日井から高蔵寺の町並み越しに犬山方面の山々も見渡せるが、今日は遠望がきかない。かすかに右手の方に雪に覆われた中央アルプスの山々がうかがえる。残念ながら御岳は見えない。

帰路は途中から西の斜面を下りることにする。落ち葉でスリップしそうな斜面を下っていたら、フルーツパークの東側の道路に出た。ついでにフルーツパークを覗いてみたが、紅梅が三分咲き。

付近のマップ
登山日 2003年2月8日
山名 丸根山
地域 瀬戸・愛岐丘陵
標高 253m
メンバー 夫婦
コースタイム
11:50 石坂峠
12:20 丸根山頂/13:00
13:25 石坂峠
時間があるので、愛岐丘陵へ向かう。最近は遠ざかっているが、年に一回ぐらいは勉強と充電の意味で中小企業大学へ寝泊まりしている。それが、瀬戸と定光寺の間にある自然休養林の丘陵地にあり、滞在中は早朝の散策をしたものである。
昼も近いので石坂峠に車を停めて、丸根山の展望地で昼食をとるべく歩き始めた。散策路は野外活動センターやキャンプ場があるため、幾重にも分かれているが、お腹の虫をおさえるために昼食場所へ急ぐことにする。背が低い灌木帯を歩く。シダ類が密生したヒノキ林を抜け、ウラジロ、ヒイラギの緑に春の色彩を感じ、ドライフラワー化した枯れススキやノギクに感傷の念。程なく見晴らしのいい、広々とした山頂に着いた。大きなカシの木、まだ堅いハナミズキの芽、真っ赤に存在を鼓舞しているサザンカ。その中で、夫婦ふたりだけの静かな昼食タイムが小一時間。

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