山名 |
茶臼山・あてび平 |
標高 |
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所在地 |
愛知・長野県境 |
登山日 |
2003年10月1日 |
天気 |
晴 |
メンバー |
単独 |
三河の山里を取材するために、県で最も標高の高い山域の自然を訪ねてみた。茶臼山高原からあてび平を散策。あてび平の散策路は2時間ぐらいかけて歩きたい。
端正なアキノキリンソウ |
平日とあって、人っ子ひとりいない。静寂の森には小鳥のさえずりと梢を渡る秋風のざわめき。森の中は音もないせせらぎが幾重にも交錯し、植生にうるおいをほどこしている。不思議なほどに自然が充満している。ブナ、リョウブ、ミズナラなどの落葉樹が森の雰囲気を和らげ、苔むした樹幹にキノコが顔を出す。あたかもカクレンボを楽しんでいるように。
キノコ?、カワチブシ、ツルシキミ、バライチゴ、ノコンギク
ミソガワソウ?、右のふたつも同定不能。教えていただければ幸いです。
ひょっとして、シャクジョウソウの実かな?
一時間少々歩きましたが、仕事でなければ一日いても飽きない森の散策が楽しめそうです。植生保護柵が整備されていないので、マナーを知らない人たちの訪問が増えることに対して不安を感じます。確かに、自然のままの姿を残しておきたい気持もあります。難しいこととは思いますが、ここにはミズバショウもザゼンソウもあります。柵で保護しない限り、この植生が滅びる危険を抱えています。ザゼンソウを復活させるために、五年以上も苦労している人と、この夏に語り合いました。 |