山名 |
平山明神山 |
標高 |
970m |
所在地 |
愛知県奥三河 |
登山日 |
2003年10月26日 |
天気 |
晴 |
メンバー |
サンモーハイク6人 |
コースタイム |
08:55 |
登山口 |
09:45 |
剣が峰分岐/10:00 |
10:25 |
明神山頂 |
10:30 |
東の覗き/11:30 |
12:25 |
登山口 |
東の覗きでのんびり日向ぼっこするシマヘビ君。人慣れしているはずがないのに動こうとしない。我々の昼食場所なのに。
茶臼山、段戸山の山並みの間に、中央アルプスがうかがえる。
はるかに南アルプスが望まれる。赤石山系か。 |
サンモーハイクメンバー三夫婦がそれぞれの車で奥三河に向かう。猿投グリーンロード入口で石田夫妻と合流。力石の出口で河原夫妻が合流し、そのまま足助経由で国道420号を東進して田口、和市、堤石トンネルを抜けて473号と分かれて左折し、平山集落手前にある登山口に着く。自宅から2時間少々。左手に石碑の道標があり、車は10台程度は駐車できそうだ。
登山道は登りやすいが、傾斜はきつい。登り始めなので、ゆっくり歩くことを促すが、ペースは速い。杉の植林帯を縫うように登っていく。摂氏9度の気温とは裏腹に、体温はうなぎ昇りのようで、トップの河原さんが一枚二枚と脱いでいく。風もない晴天だが、ここまでは日射しが届かない。従って展望もない。この山域は岩古谷山同様、岩塊が露出していて、奇岩の造形が興味深い。残念ながら紅葉にはまだ早い。今年は夏場が天候不順だったので、真紅は期待できないかも知れない。時期が深まったので花はあきらめていたが、それでもアキチョウジ、ノコンギク、ゲンノショウコが認められた。林中のわずかな日溜まりに、コウヤボウキが数輪咲いている。これには感激、早速カメラを取り出して一人道草。急登の連続を追い付くと、程なくベンチが設置されている岩壁の付け根に着いた。ここで小休止を取ることにする。ルートは左だが、右に剣が峰の道標があるので、ひとりカメラを持ってたどってみた。
数分で岩塊の上に出る。ここが剣が峰で、南方の展望が素晴らしい。上の写真は左が三ツ瀬明神山、右は岩古谷山である。戻ってから水を補給して、隊列を整えて再び歩き始める。更に傾斜はきつくなるが、先は長くはない。夫婦岩の分岐を通り過ぎ、オーバーハングの佇立する山頂直下の岩壁を左に巻いて登ると、岩古谷山からの道を合わせて右に折れる。
もう山頂は近い。
左に西の覗きの標識があるが、そのまま右に道を取り登る。さらに左に東の覗きの指示があるが、そのまま山頂に向かう。先行グループの派手な歓声が聞こえる。我々同様の六人組、我々同様の中高年グループが山頂で記念写真を撮っている。狭い山頂はまばらな木々に覆われて展望はない。入れ替わりで記念写真を撮り、私たちは展望が利く、東の覗きまで下りて、昼食をとることにする。
東の覗きは岩塊上にあり、正面に三ツ瀬明神山が望まれる。昼食タイムにはうってつけ。ここで店開きを始めることにした。ひとしきり写真を撮って、せり出した岩の上に立ったら、足元の岩のテラスにシマヘビが寝そべっている。びくとも動かない。ヘビ君と対面すべく正面に回ったら、舌をチョロチョロ出している。ヘビ嫌いの妻が、何にも知らずにあらぬ方向にカメラを向けてシャッターを切っている。「ヘビだあ〜!!」。
カミさん、驚かず。ヘビも驚かず。仕方なくヘビを写真に撮る。それが左上の写真。
ここで一時間ののんびり昼食タイム。
愛知に明神山、二つあり。私たちは今、平山明神山から三ツ瀬明神山を眺めている。昼飯を食べながら。まことに気分のいい、居心地のいい秋の日射しを受けながら。他愛ない話が食事と共に一時間。根が生える前に片付けて、そろりそろりと下山にかかる。今日も素晴らしい一日でした。
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