のんびり山歩き・ 伊那の吉田山展望台
デジカメ山野草トレッキング
南アルプスを展望する伊那の山

吉田山展望台

カラマツ晩秋模様 
クリック拡大表示

登り口近くの秋景
ツチグリの一種だろう。頭を叩いたら、ホコリが飛散した。 蓼科アネックスには低山徘徊メンバーが15人集結した。関東から4人、関西から4人、それに私たち東海から7人。昨夜は各支部が持ち寄った食材で宴会が催され、三時間を越える盛況ぶりで、アッと言う間に時が流れた。買い込んだビール、差し入れされた銘酒、焼酎、泡盛、にごり酒などなど、あれもこれも飲んだせいか、起きたての頭が重い。喉はカラッカラ。暗い部屋をうろついて冷蔵庫を開けたがカラッポ。ごそごそしていたら相棒が「今何時?」。昨夜は早く寝入ったせいか、みんなムクムク起きてくる。
6時を待って温泉へ。露天へ出たら雨が降り込んできた。雨音もスゴイ・・・

ホテルロビーにメンバーが集結する頃には雨も上がり、麓の茅野が明るくなってきた。とりあえずは蓼科山へ向かうこととして、一時間遅れで出発。蓼科湖、白樺高原、夢の平林道経由で蓼科七合目登山口を通り過ぎて程なく、通行禁止の立て札。とりあえずは偵察と、関西車が入り込んだ。我々も後を追ったが、所々で落石があり、修復工事も行われているようだ。到着した大河原峠は寒風と氷雨。猛者揃いの関西隊も、さすがに×マークの手合図を窓越しに送ってきた。
結局、白樺高原駐車場に戻り、協議の結果、ここでオフを解散することになった。関西隊は高ボッチ高原に寄りながら帰ることになり、私たちは車山高原を回る予定で、関東隊と同行したが、雲行きが怪しいので白樺湖で予定変更。関東隊と分かれて、大門街道経由で諏訪インターを目指した。食料も買い込んであるので、中央道沿いのショートトレッキングコースを調べてみた。中央アルプスの支尾根、南アルプスの展望地・吉田山。
天気も安定してきたようなので、松川ICで下り、りんご園の間を通って、堂所森林公園に着いた。公園とは名ばかりで、自然の姿そのまま。林道終点の駐車スペースも狭く、3〜4の車が停められる程度である。

ここには何故か、「キャンプ場」の道標しか見当たらない。とりあえずは昼食場所を求めるだけなので、歩くことにした。薄暗い沢沿いの林間に山道がある。落ち葉がクッションになって、快適な歩行である。ジグザグの山腹路には、まだ秋花の名残がある。ここは標高も低く南に面しているから、花の命も長いのだろう。尾根筋に出ると、アカマツの人工林になる。松林の山稜をなだらかにたどると、次第にカラマツに変わり、アップダウンを繰り返して平らな落ち葉に埋もれた展望地に着いた。まばらなマツの間に南アルプスを望めるが、今日は雲が多く、その姿は見られない。絶好の高台に昼食の場を見つけた。キャンプ跡があるので、道標のキャンプ場とはここのことか。麓から徒歩沁條ヤ20分である。ここでゆっくり昼食をとり、今回の山行にピリオドを打った。

吉田山展望台キャンプ場にて。

南ア・中ア周辺へ戻る  山歩記のトップへ