のんびり山歩き・ 天神山・犬山木曽川左岸展望台・デジカメ山野草トレッキング
天神山
313.5m
犬山の木曽川左岸丘陵

第五展望台から木曽川を望む


フユイチゴが登山道入口付近に鈴なり。摘み取ってジャム用に持ち帰った。

赤い実をつける木々が多い。

ズミ・サンゴジュ・アオキ(未検証)


雪と葉のデュエット


葉っぱ色々妙

山名 天神山
標高 313.5m
所在地 犬山木曽川左岸
登山日 2003年12月23日
天気 小春日和の快晴
メンバー 夫婦
コースタイム
11:35 登山口
12:00 第二展望台
12:25 第三展望台
12:35 天神山
12:50 第五展望台/13:50
14:50 登山口
一昨日、富士山の日の出を撮るために妻と二人で早朝から山中湖・本栖湖を右往左往したため、今日の祝日は休養日のつもりだったが・・・
朝7時。外の天気は移動性高気圧が張り出して小春日和。悪い虫がムズムズ。2杯目のドリップコーヒーを入れながらイライラ。妻は布団でグッスリ。時は何だか早く過ぎる。インターネットで山情報をサーフィン。時計が9時を回る。もうガマンの限界。
「奥チャマ、起きて!」

そんなこんなで結局41号を北へ向かい、犬山遊園から桃太郎神社をやり過ごしてどん詰まりで車を停めた。今日はのんびりと残雪の日溜まりハイキング。木曽川左岸の丘陵を歩くことにした。川平遊歩道を歩いて木曽川の展望台を回り、天神山周辺を歩くことにした。
ところどころに残雪が残っているが、歩きづらくはない。道端にフユイチゴが鈴なりに実をつけている。帰りに摘み取ることにして、沢に掛けられた丸太を渡り、ゆっくり登り始める。昨年の春先に訪ねたときは泣き出しそうな天気だったが、今日は好日、足取りも快適である。とは言っても勾配はきつい。暖かいことを予想して薄着にしたが、それでも身体がほてる。汗をかくほどではないが、息が切れる。自然林の雑木林の間から木曽川が見え隠れする。ここは愛知県だが対岸は岐阜県になる。時々岩が露出する登山道をジグザグに登っていくと第一展望台に着く。鵜沼方面は見えないが美濃加茂と木曽川上流方面の視界が開けている。陽気のせいで遠くが霞んでいる。再びゆっくり登ると直ぐに第二展望台に着く。下りてきたカップルにあいさつして、登り続ける。思いの外の急登が続くが尾根筋に出ると、快適な散策路になる。

冬だというのに残雪の縁にママコナが咲いている。世間話をしながら第三展望台をやり過ごして、なだらかな道をたどると天神山に着いた。お世辞にも美人とは言えないが、モチツツジが数輪咲いている。今年はこのツツジを春、秋、冬と通年見たことになる。妻の故郷、小牧ではネバツツジと言うらしい。触れてみると分かるが、裏側がネバネバしている。山頂はさして展望も良くないので、そのまま進むことにする。

我々と同じ年代のカップルとすれ違う。あいさつを交わして二言三言の会話の後、「気をつけて」の分かれ言葉でまた歩き始める。道は二股に分かれ、右は西山、左は鳩吹山の指示がある。第五展望台は鳩吹山ルート上にあるので、左に折れ、下りになる。これを登り返すと10分程度で今日の目的地に着いた。

第五展望台は岩塊の上にあり、真東の鳩吹山から北の飛騨、美濃、木曽川から南の継鹿尾山まで、ぐるりと展望がきく。遠くは靄がかかって展望はないが、風もない日溜まりの一級品の休憩場所である。持ち上げた鬼ごろしを飲みながら、キムチと出汁巻きをつまみに、1時間以上の昼食タイム。訪れる人もいない静かな山頂で午後のひとときをゆっくり過ごした。ここから尾根伝いに鳩吹山経由で可児に下りることもできるが、車の回収に手間取るので、往路を引き返すことにした。
冬の葉っぱが色彩の妙を見せてくれる。雪上の造形も趣深い。カメラを構えながら下り、麓のフユイチゴを摘んで帰ることにした。


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