のんびり山歩き・ 冬の八子ガ峰 デジカメ山野草トレッキング
冬の八子ガ峰を歩く
スズラン峠、女神茶屋から八子ヶ峰東尾根を歩く。

八ヶ岳の山麓を照らす朝日。
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カラマツ霧氷

蓼科山麓のカラマツ霧氷

八子ヶ峰東尾根のカラマツ霧氷

木々の霧氷とエビノシッポ
山名 八子ガ峰東尾根
標高 1832m
所在地 長野県
登山日 2003年12月30日
天気 曇り時々晴
メンバー 4人
コースタイム
09:50 すずらん峠・女神茶屋
10:30 ヒュッテ・アルビレオ
10:45 八子ヶ峰東尾根
11:30 すずらん峠
空には重い雲が垂れ下がっていたが、徐々に南麓の茅野方面が明るくなり、八ヶ岳を覆う雲の切れ間から朝日が幾重もの放射状の帯となって麓を照らし始めた。幻想的な風景は長くは続かず、山岳風景は再び雲が支配している。霧氷にわずかな望みを託して、ホテルを後にスズラン峠へ向かった。

スズラン峠駐車場に車を停め、スパッツ、アイゼンを装着させて一路八子ヶ峰へ。峠あたりに新雪はなく、トレースはしっかりしている。女神茶屋へは入らず、ショートカットでヒュッテアルビレオの道標に従って右折する。降雪は50cm程度。カラマツ林の中を一気に登っていく。今朝は冷え込みがなく直ぐに汗ばんでくる。ススキの穂に新雪が乗っている。標高1700mを境にわずかながら降雪があり、木々を霧氷で飾っている。ときどき射し込む日に、見事に輝かせる様は感動に値する美しさだ。私と妻は盛んにシャッターを切る。上の一連の写真はその時のもので、今回の滞在で最もお気に入りの写真である。最後の日に、蓼科の神様が贈り物をくれた。

カラマツ林の明るい尾根筋をゆるやかに登っていくと、ヒュッテ・アルビレオに着く。冬期は閉めているので、そのまま通り過ぎて八子ヶ峰へ向かう。笹ヤブの広大な高原状の尾根筋は、バックカントリーには最高のゲレンデになりそうだ。もう50cm以上の積雪が必要だろう。ここからはなだらかな尾根を、八子ヶ峰へ東峰経由でたどれば2in1のスキー場へ抜けられる。突然トレースが消え、膝上まで埋まる。別のルートを捜したが見当たらない。20歩ほどラッセルしたが、今日のメンバーでは私がバテてしまう。これまたアッサリあきらめて、引き返すことにした。ここはツボ足よりスノーシューの出番だろう。ヒュッテまでもどり、コーヒータイムの後下山した。

間近に蓼科山から八ヶ岳が展望できる、気分のいいハイキングコースである。1mほどの積雪期に、スキーとスノーシュー装備で2in1のリフト終点からスズラン峠へスノークルーズしてみたいものである。

車山周辺散策
 スノーシューの雨池山へ

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