山名 |
富幕山 |
標高 |
563m |
所在地 |
愛知静岡県境 |
登山日 |
2004年2月8日 |
天気 |
晴 |
メンバー |
サンモーハイク5人 |
コースタイム |
12:30 |
奥山高原駐車場 |
13:15 |
富幕山頂/13:50 |
14:30 |
奥山高原駐車場 |
シキミ |
石巻山に登った後、午後にもうひと山と、本坂トンネルを通り奥山高原を目指した。陣座峠から富幕山をピストンする積もりだったが、駐車場を探しながら不案内な林道を走っているうちに、再び奥山高原に逆戻り。結局、ここから山頂をピストンすることにした。すでに12時半。お腹の虫が騒いでいるが、昼食は頂上までガマンと言うことで登り始める。
大らかな起伏の尾根筋は、ほぼ真西にある富幕山めがけて延びている。下りかけた左手に、「何でこんな場所に遊園地を作るのだろう?」と自然破壊の開発に腹が立つような観覧車を見過ごすと、登山道はふたつのルートに分かれている。いわゆる直登と巻き道のコースが作られており、時間短縮の直登を選んで登った。10分も歩くと再び合流し、まわりが開ける。山頂の鉄塔が望まれ、振り返れば春の日射しに富士山が白く輝いている。なだらかな山道にはリンドウの枯れ姿がミイラ状に直立している。シーズンになれば、マツムシソウが群落を作るそうだ。
地元では人気のある山なのだろう。家族連れで歩く姿も多く、あいさつを交わしながら登っていく。汗ばむこともない快適な日和に会話も弾む。まったく平和なのんびりムードの散策は一時間とかからない。NHKの中継所用に作られた林道と合流すると、山頂は近い。頂上には大きな放送施設が建てられているが、その手前に休憩施設が造られている。
すでに1時を回っているので、日溜まりを見つけて食事をとることにした。
このあたりは中部地方では最も温暖な山域だろう。雪も降ることはないだろうが、それにしてもお目当ての花には巡り会うことはなかった。
昼食後は一直線に下り、陣座峠を北に越えて奥三河に入り、去年も訪れた石雲寺へ向かった。
セツブンソウはすでに峠を越えていたのか、昨年ほどたくさんの姿は見られなかった。それでも、可憐な白い花びらは、去年に増して午後の日射しに輝いていた。短い早春の一日に、石巻山、富幕山、石雲寺と、欲張りな三本立てツアーが終わった。
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