山名 |
黍生山 |
標高 |
374m |
所在地 |
愛知県 |
登山日 |
2004年4月29日 |
天気 |
晴れ |
メンバー |
夫婦 |
参考タイム
11:00 足助山麓登山口
12:10 黍生山頂/12:55
13:25 山麓登山口
登り口に案内はない。国道を足助に向かい、町には入って直ぐ右手のエッソガソリンスタンドを見て左折し、突き当たりに登山口がある。黍生城址の案内がある。 |
足助を訪ねるのはカタクリ以来、一ヶ月ぶりである。その時寄った山里の宗源寺で、住職からエビネの話を聞いた。裏山には丹精こめた山野草が季節を待っていると言う。例年ならゴールデンウイーク後にエビネの満開を迎えるとのことだったので、早めに訪ねてみた。満開には早かったが、写真の通り、早咲きのものを見つけることができた。ドキッとしたのはクマガイソウ。初めて目にした。今日は来て良かった。
宗源寺を後にして、足助の山道をドライブがてら花を求め、今日登る黍生山の登山口を捜した。二三度迷った揚げ句、村人に訊ねたら、「この道を真っ直ぐ行けば登山口に突き当たる」とのこと。駐車場所がないので、そのまま登山口に寄せて停めた。
今日は夫婦ふたりの気ままな山歩きである。黍生山は足助では最も高い山だが、400mに満たない標高である。軽く見ていたが、竹林の登路は勾配がきつく、杉の植林帯になっても急登が続く。30分も登ると雑木林のなだらかなアップダウンの枯葉に埋もれた山道になる。昨日の強風でもぎ取られたフジの花が、枯葉の道に薄紫の斑点を描いている。ちらほらチゴユリが顔を出す。目の高さにガマズミの小さな白い花が枝を装っている。妻が突然わめきだした。道脇の枯葉の斜面にギンリョウソウを見つけた。10輪ほどが群れている。汚れなき純白の美人。誠に端麗な容姿である。危なっかしい斜面に寝そべってご対面。
鉄塔の横を通り、いったん下ると、中部電力の作業道を横切り、登り返せば山頂に近い。鳴くウグイスの声に応えながら登っていたら、突然山頂に出た。一人の夫人がこちらをいぶかしげに眺めている。だみ声のウグイスの正体を見定めているようだ。照れ笑いで「こんにちは」
山頂は小広く、大きな杉や松が適度に木陰を作っている。先客が四人。あいさつの後、休憩場所を見つけて座り込む。ちょっと遅めの昼ご飯である。写真左は寧比曽岳、右は猿投山。
小一時間の休憩の後、同じ道を引き返した。
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