山名 |
富士見台 |
標高 |
1739m |
所在地 |
長野県 |
登山日 |
2004年6月5日 |
天気 |
晴れ |
メンバー |
K氏と2人 |
コースタイム |
10:00 |
東濃ササユリ探訪 |
11:55 |
神坂峠・萬岳荘 |
12:40 |
富士見台/14:00 |
15:30 |
根ノ上高原散策 |
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高蔵寺からJRで帰路 |
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国道19号を馬篭方面の指示に従って右折し、そのまま神坂峠へ向かう。道は蛇行しながら高度を上げていく。すれ違いが難しい細い舗装路で対向車との譲り合いを数回繰り返し、神坂峠に着いた。時間が遅かったので付近は路肩までズラリと停車されている。峠を左折して萬岳荘へ向かい、管理人の指示で車を駐車した。
ここからの富士見台は最短ルートとなる。すでにさえぎる森林はなく、笹原の斜面に整備された登山道を登る。秋にはツルリンドウ、ノギラン、アキノキリンソウなどが咲くのだが、この季節は何も咲いていない。見事な笹原だけの景色。展望はバツグンで、徐々に南アルプスの山並みが見え始める。気楽な散策気分で歩を進めると、神坂峠からの道を合わせて大らかな起伏の稜線を北上する。日射しは強いが標高が高いので、吹く風は清々しく気持ちいい。柔らかい春霞の空に浮き雲がひとつ、ふたつ。のどかな風情である。梅雨入り前のいい天気に浮かれて訪ねてみたが、私たちと同じ思いの人が多く、行き交う人との挨拶が絶え間ない。真新しい丸太の避難小屋とトイレを左に見て、ひとこぎすると山頂に着く。遮るものがない、ぐるり360度のパノラマが広がる。西の御岳はわずかに山頂が認められるが、霞と雲で遠望は利かない。北から東は存在を確認できる。中央アルプスの山々と南アルプスの長大な山容がシルエットとなって浮かんでいる。南は大きな恵那山がデンと腰を据えている。木曽谷が望める場所に陣取って昼飯を食べることにした。
今日は山歩きの予定がなく、溜まっている仕事をこなそうと思っていたのだが、梅雨入り前の晴天。恵那にヤマトキソウが咲いている、との情報に急遽友と飛び出した。恵那のその場所に、花の存在は確認できなかったが、湿原のハッチョウトンボと林内のササユリがゲットできた。その後、富士見台に登り、帰路に根ノ上高原の湿原を歩いた。
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