山名 |
八子ヶ峰 |
標高 |
1833m |
所在地 |
長野県 蓼科 |
登山日 |
2005年8月13日 |
天気 |
晴れ後にわか雨 |
メンバー |
4人 |
コースタイム |
10:05 |
ハーヴェスト駐車場 |
12:05 |
昼食/12:45 |
12:30 |
八子ヶ峰山頂 |
13:50 |
ヒュッテアルビレオ |
14:10 |
女神茶屋 |
コースタイムには花の撮影時間等が入っています。参考程度です。 |
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サハリン遠征の疲れがたまっているので、盆休みの三日を蓼科で休養することにした。毎年恒例で、Kさん夫婦と4人で蓼科東急ハーヴェストに逗留。
交通渋滞を避けて朝6時に自宅を出発。中央道阿智SAで待ち合わせ、そのまま諏訪ICで下りて女神茶屋まで走らせた。ここで車を一台デポし、私の車にKさん夫妻を乗せてハーヴェストの駐車場へ。ホテルで夕食の予約を済ませてから、軽く、花の山旅を楽しむことに。
ホテル正面からトレッキングコースが始まっている。八子ヶ峰西南山麓の樹林帯を歩き、白樺湖方面からの尾根に出て、稜線を東へ八子ヶ峰、東八子ヶ峰、ヒュッテアルビレオから車のデポ地点、女神茶屋まで下る、一般的には3時間程度の軽い山歩きになる。私たちのコースタイムは左表の通りで、4時間を費やしている。蓼科東急リゾート地内には、アクセスポイントがたくさん作ってあるので、1〜5時間程度のコース設定が工夫できるようになっている。
ツガ、カラマツ、シラカバ、ミズナラなどの明るい雑木林の緩やかな山路はセラピー気分に浸りながら、のんびり歩ける。コバギボウシやママコナが目に入るが、キノコが多い。昨夜もにわか雨が降ったのだろう。木々に潤いがあり、森の中は爽やかである。フシグロセンノウが森色に鮮烈なアクセントをつけている。どぎつい色彩に、題材不適当の烙印を押していたが、逆手にとって遊んでみた。
高度を増すごとに花が増えてくる。東急リゾート内を馬鹿にしていたが、侮れない野草の散策路が開けている。ハクサンフウロ、クサボタン、ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコなどの密度が高く、シュロソウ、ツリガネニンジン、コバギボウシも多い。稜線に出る手前の涼しい木陰を選んで昼食を取る。アップしないと雰囲気が出しづらいクサボタンやツリガネニンジンを、食事しながら撮影する。シュロソウのアップも興味深い。樹林帯を出るとお花畑が広がり、雰囲気は一変する。八子ヶ峰の山頂には、日射しはあるが展望は雲に遮られている。それでも夏から秋にかけて山を彩る花々でおおわれている。
この正月に、スキー仲間3人でたどった女神茶屋までの稜線シュプールを、今日は花旅と趣向を変えて歩く。ハクサンフウロ、マツムシソウが満開状態。シュロソウが多いのには驚き。妻がウメバチソウを見つけた。妻の野草探索視力は高く、先ほども林内でシャクジョウソウを見つけているし、エゾスズランも見つけた。私の良き野草レーダーである。ただし難点は登行能力が極めて低く、エンストを繰り返す。
雲行きが悪い。ひと雨来そうな気配。スローな妻を急き立てているとポツリ、ポツリ。傘を出す間もなくにわか雨に。足早にヒュッテアルビレオまで急ぐ。道を笹が覆っているので、ズボンが濡れる。たどり着いた休業ヒュッテの軒下で全員雨具装着。わずか15分程度の下りだが、勾配があり、下草の背が高いので濡れ鼠はゴメン被りたい。ここからは私がトップでゆっくり下りた。
夏の午後のにわか雨は、いつものことだが、女神茶屋に着く頃には弱まった。森林浴と花の軽い軽い山旅の初日は、午後3時ホテルチェックイン、サウナと温泉で疲れを癒し、歓談がいつの間にか昼寝になり、ディナータイムで舞姫を呑んだ。 |