2006年6月17日
10:00 美濃戸
13:00 行者小屋
13:30 赤岳鉱泉/14:30
16:00 美濃戸
入泉料
赤岳鉱泉 1,000円
※午後2時から入湯可
神乃湯 700円
※人気の秘湯。待ち時間注意
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もう少し整備してほしい美濃戸口から美濃戸までの林道。慎重に走っても車底を打った。八ヶ岳ツクモグサミニオフが天候不順で中止になった。東京の山仲間は硫黄岳山荘に泊まると言ってきたが、客先での会話中、秘湯ファンが赤岳鉱泉に行きたいとのこと。天気次第と言って別れたが、土曜は好転予想なので決行した。
前もって、やまのこ村に電話し、野草情報を聴いてみた。カモメランは確認していないが、ホテイランは咲いているとのこと。やまのこ村の駐車場に車を停めたが、山小屋は閉じていた。シマッタ!。詳細情報を聴いておくべきだった。赤岳山荘のおばちゃんに、それとなく訊ねてみたら教えてくれた。今日は南沢を遡り、行者小屋から赤岳鉱泉へ回り、温泉に浸かってから北沢高巻き道経由で戻る4時間強の行程である。
歩き始めると、シロバナノヘビイチゴが雑草のように白花を散りばめている。キバナノコマノツメやツバメオモトも多い。マイヅルソウは、やっと茎に蕾をつけ始めたばかり。日当たりにはウマノアシガタが元気良く咲き誇っている。シロバナエンレイソウは、オオシロバナと間違えそうな大きな花を咲かせている。相変わらず端正で清楚なツマトリソウが白く微笑んでいる。今日の目的はホテイラン。まだ見たことはない。枯れかけているラン科の花を認めたが、それとは気づかず先を急いだ。また同じラン科の枯れた花。確認のために撮影していると、道の反対側で声。憧れのピンク。やっと巡り会えた。あきらめかけていた矢先なので、感激もひとしお。
この後はコミヤマカタバミと戯れながら、行者小屋で軽く食事をとり、赤岳山荘に着いた。温泉は午後2時から入浴できるとのこと。15分待たされて一番風呂。独りのんびり、いい湯である。湯上がりに、外のテーブルでビールを飲んでいたら、声が掛かった。hiroさんの笑顔。山は狭い。ホテイラン情報を伝えて別れた。北沢経由にイチヨウランを探したが、まだ早いようだ。
帰路、秘湯好きのNさんの提案で、下諏訪にある毒沢温泉・神乃湯に寄った。鉄分を豊富に含んだ赤茶けたお湯は、透明度が30センチもない。信玄のかくし湯と言われる山中の一軒家である。
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