山名 |
白馬岳 |
標高 |
2932m |
所在地 |
長野県 |
登山日 |
2003年7月26〜27日 |
天気 |
晴ときどき曇り |
メンバー |
低山徘徊オフ11名 |
コースタイム |
26日 |
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11:20 |
栂池自然園 |
12:50 |
天狗原 |
14:45 |
乗鞍岳 |
15:30 |
白馬大池山荘 |
27日 |
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04:30 |
白馬大池山荘 |
06:55 |
小蓮華岳 |
09:00 |
白馬岳 |
09:40 |
村営小屋/昼食10:40 |
14:05 |
白馬尻 |
15:20 |
猿倉 |
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白馬岳から南へ鞍部まで下ると村営小屋がある。ここで早めの昼食を取ることにする。あとの行程はひたすら下るだけである。ゆっくり時間を取り、ここで足の速い関西隊、ひとりだけの関東隊、鈍足東海隊の事実上の解散式となった。次回は初冬の蓼科で再会することを約束して、隊別の行動に移った。ブルーのミヤマオダマキ、薄黄のイワオウギを出発点で見ながら、花絵巻の下降が始まる。ここまでの行程で見つけた花がほとんどだが、もったいないほどのお花畑が延々と続く。今夜を山頂小屋で過ごすパーティが絶え間なく登ってくる。道を譲りながら下る。小雪渓のトラバースは、幅1mほど削り取ってルートが整備されているが、安全のためにアイゼンを装着する。下を眺めると斜度は30度をはるかに越えている。バランスを崩して滑ったら、初心者に止める技はないだろう。安易な考え方が事故につながる。山ではいつも危険とは隣り合わせ。慎重に行動したいものである。
直ぐにアイゼンは不要となる。下りも疲れるが、単調な足取りに睡魔が襲う。考えてみればほとんど眠っていない。大池山荘を思い出して腹が立つ。機転を利かせて、玄関に布団を持ち出して寝ればよかったと悔やまれる。二度とシーズン中の山小屋は泊まらんぞ! かと言って、テント泊まりも遠慮したい。不精者には日帰り登山がお似合いのようだ。ブツブツ独り言をつぶやいているうちに大雪渓。しんがりはK夫妻と私。軽アイゼンを装着するときの下り方を教えながら下る。斜度は20度以下である。危険はないので、前傾姿勢でストックをできるだけ前に突くように指導する。それでも滑りやすい時は、踵を蹴り込んでステップを刻む。突然、ザザザッと右岸の沢から落石が流れ落ちる。ここまで落ちてくる状況ではないが、周りを見ると落石が中心付近にも鎮座している。大きいものは50〜60cmはある。こんなのに見舞われたらひとたまりもない。
今年は豊富な残雪に長雨が続き、例年と異なる下部に大きなクレバスが走っている。そのため右岸に急遽迂回路を作って、監視人を配し誘導している。ここを通過すれば白馬尻は近く水分を補給して林道を下り、猿倉にたどり着いた。客待ち顔のタクシーに乗って、栂池に戻った。タクシー代は5000円程度、4人乗車だから割り勘、一人当たり1250円。
さて、誰が帰りの車を運転するのか・・・
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