初夏の八方尾根 デジカメ山野草トレッキング

初夏の八方尾根
はっぽうおね 黒菱平から八方池までの植生

後立山の峰々と高嶺の花たち
クリック拡大表示
 
八方池と山麓から眺める白馬三山。


チングルマ・ヨツバシオガマ・ミヤマアズマギク・ミネウスユキソウ


咲きたての花々
クリック拡大表示

カラマツソウ・ヨツバシオガマ・ハクサンチドリ・チャボゼキショウ

同定の難しい花
1 2 3 4 5
1. クモマスミレ Hukayaさんのアドバイスで判明しました。  
2. テングクワガタ                        
3. アカバナ? 花弁は赤くないが花芯に丸いボンボリのシベがある。 
4. トウダイグサ属? ハクサンタイゲキではないがトウダイグサの一種
5. ミヤマナガハシスミレ この同定で正解。新種スミレ二種ゲット  

八方尾根を彩るその他の花々

ノビネチドリ・ミツバオーレン・イワイチョウ・ユキワリソウ

クモマグサ・ミヤマタネツケバナ・アカモノ・イブキジャコウソウ・タテヤマリンドウ

ウラジロヨウラク・ガクウラジロヨウラク・ヒロハツリバナ・ヒロハユキザサ・ヒロハヘビノボラズ・ハクサンタイゲキ

ミネカエデ・ムシトリスミレ・キバナイカリソウ・タニウツギ・ナナカマド・キジムシロ
その他の花/チングルマ・コケモモ・ワタスゲ・コバイケイソウ・ミヤマカラマツ・ショウジョウバカマ・
イワカガミ・マイヅルソウ・ツマトリソウ・キバナノコマノツメ・ハクサンシャクナゲ・クモマニガナなど。

2005年6月25日
05:20 自宅発
08:40 黒菱平駐車場
09:20 八方池山荘・リフト利用
11:45 第3ケルン/昼食
15:20 黒菱平駐車場
16:00 咲花山荘/泊まり
Tel.0261-72-2415

花を撮影がてらの山歩き。時間は参考程度にして下さい。
梅雨時にもかかわらず週末の天気が安定している。
願ってもない千載一遇のチャンスを逃がす手はなく
妻とふたり、寝静まる早朝の名古屋を後に一路北へ。

山麓から眺める後立山の峰々はぼおっと霞んで雄大な姿を見せている。
双耳峰の鹿島槍から五龍岳、唐松岳、白馬三山の稜線が浮かんで見える。
オリンピックのときに作られた広域農道の短絡ルートを突っ走り、
国道を跨いで、みそら野から和田野の森を通って黒菱林道へ。

八方尾根に入るときはゴンドラは高価なので、いつも無料駐車場がある黒菱平まで車で上がる。
ここからのんびり歩くのもいいが、今日は妻とふたり。
リフトをふたつ乗り継いで、八方池山荘までラクチンの道を選ぶ。
歩き始めると、直ぐにタテヤマリンドウの群が出迎える。
ユキワリソウも鮮やかだが、この花の花弁は傷みやすく、素肌美人を捜すのに苦労する。

この時期に訪れるのは初めてなので、お初の花も多い。
図鑑を取り出して調べるから、遅々として行程は進まず。
クモマグサ、ヒロハヘビノボラズ、ミヤマタネツケバナ・・・
クモマグサはこの山域に咲いているのか、再度調べる必要がある。
第3ケルンの砂礫地で見つけた黄色いスミレは、キバナノコマノツメとは違うようだ。
タカネスミレであれば儲けものだが・・・

この第3ケルン付近の見晴らしを、昼食場所にする。
眼下の八方池は半分雪に埋もれ、憩う人たちの点在の、
その向こうに残雪の山々が横たわっている。
唐松岳、不帰の剣、キレット、白馬鑓ガ岳、杓子岳、白馬岳。
大雪渓を埋める雪はまだまだ多い。

妻が昼飯用に作ったおにぎりを車の中に忘れてきたようだ。
今に始まったことではない。
パンを分け合い、バナナを半分に割り、非常食を食べて、
お腹の虫が騒がないように、ビールを流し込んで眠らせた。

帰路はいったん八方池に下り、左ルートを巻きながら、
新たな花との出会いを願いつつ、下向き歩行。

いつものように、帰りはリフトを利用せず、
駐車場まで戻った。
標高1,600mから八方池の2,060mまで、
初夏の花は色とりどりだったが、暑い一日。
一気に高山植物が開花しそうである。

麓の咲花山荘に入る。
丁度出てきた若い美人の女主。
「あれっ、長山さん、今日でしたか?」。
ムムムッ・・・


翌日の記録へ 2005年6月26日・栂池自然園へ 
参考記録
2004年07月31日 
八方尾根・八方池
2004年07月30日 
栂池自然園
2004年07月18日 八方尾根・唐松岳
 

北ア周辺へ戻る  山歩記のトップへ