初夏の八方尾根 デジカメ山野草トレッキング

初夏の栂池自然園
つがいけしぜんえん 標高1,800〜2,000m 長野県

ミズバショウ(水芭蕉)の季節
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ミズバショウ湿原から白馬連峰を望む


入り口付近はすでに葉が大きく育っている。
ワタスゲ湿原はまだ残雪もあり、ミズバショウも瑞々しい。

自然園に咲き乱れる花々
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リュウキンカは今が盛り。ミズバショウ湿原を埋め尽くしている。

所々に隠れ咲く魅惑の薄紫。シラネアオイ。5個所ほど確認できた。

サンカヨウもここでは旬。清らかに咲いています。

自然園の内外で見られるその他の花々

ミツバオウレン・ヒメイチゲ・キヌガサソウ・ピンクのミヤマカタバミ

ヒロハユキザサ・イワナシ・タカネザクラ・クロウスゴの花・ベニバナイチゴ


ヤマハタザオ・マイヅルソウ・ムラサキヤシオ・オオバミゾホオズキ・ヤマアジサイ・カラフトダイコンソウ?
その他の花/チングルマ・ニリンソウ・タケシマラン・ショウジョウバカマ・イワカガミ・コミヤマカタバミ・ズダヤクシュ・ニョイスミレ・タチツボスミレ・ザゼンソウ・テングクワガタなど

2005年6月26日
08:30 咲花山荘発
09:00 ゴンドライブ中間乗場
09:30 栂池自然園
12:30 ロープウエイ散策道
13:40 ゴンドライブ中間乗場
14:00 山麓昼食
18:10 帰宅

花を撮影がてらの山歩き。時間は参考程度にして下さい。
水蒸気をいっぱい散りばめたような気だるい天空。
和田野の森はなんとか涼しさを保っているが、山の上はどうだろう。
ここ三四日の日本は、不快指数がうなぎ登り。
避暑にはモッテコイのはずが、うだりそうな気配である。

いつもよりゆっくり目の朝食を取り、女主に冗談を言いつつ別れた。
お勘定は一泊朝食付き3,000円。
昨夜は彼女が紹介してくれた、白馬駅近くの寿司処ききょう屋で飲食をした。
カウンターで妻とふたり、カニミソとイカの刺身で熱燗とビールを飲み、
ヒラメのエンガワ、トリガイ、カニ、鉄火などなど腹に詰め込んでオアイソ。
ナントふたりで5,600円のお値打ちさ。
寿司三昧のアルコール込みで一泊2食付きが5,800円の勘定になる。

限りなく幸せ感に浸りながら、栂池に向かっている。
ここもまた勝手知ったる他人の台所事情。
ゴンドラ乗り場は有料駐車場なので、素通りして中間駅へ。
ここは無料駐車場完備。

待つこともなくゴンドラの人となり、予定通り自然園へ。
ミズバショウの季節とあって、すでに訪問客は多い。
ミズバショウ湿原はカメラマンの放列。
しかし、ここのミズバショウはすでに時期が遅く、葉っぱが成長し過ぎている。
あらかじめガイドから聞いておいたシラネアオイの咲き場所へ向かう。
タカネザクラが満開で、その近くに群楽していた。

ここではまだ、タテヤマリンドウは咲いていない。
ワタスゲも花の時期で、真綿にはなっていない。
ワタスゲ湿原には残雪が多く、ミズバショウも若い。
板道も所々で残雪に埋まり、ここの春はまだ遠いようだ。
沢を渡ったトイレのある中間点でひと休み。

下りてくる人から情報を聞く。
奥のお花は少ないようだ。
「浮島湿原にはシラネアオイが咲いている」。
これと言った情報がない。腐った残雪も豊富なので、先へ行くのを止め、
引き返して、中間駅付近の散策道でお花を観察することにした。

ロープウエイとゴンドラの乗り継ぎ地点には、ミズバショウの探勝路が作られている。
さすがにミズバショウの葉っぱは1mにも伸びて花は枯れているが、
趣深い散策路である。ピンクのミヤマカタバミがことの外、魅力的だった。

八方尾根とはひと味違う植生が楽しめて、二本立ての山旅はそれなりの収穫でした。


★ 2005年6月25日 八方尾根へ

参考記録
2004年07月31日 
八方尾根・八方池
2004年07月30日 
栂池自然園
2004年07月18日 八方尾根・唐松岳

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